僕の初めての書籍「結局、男の服は普通がいい」。
2つあるテーマのうちの1つが、当ブログでオススメしている「普通服」。
【普通の服で格好良く】では、シンプルで本質的なデザインの服である「普通服」の良さをご紹介します。
時代を超えて愛される普遍的な価値がある「普通服」にはたくさんのメリットがあります。
・誰にでも似合う
・コーディネートに悩まなくていい
・いつまでも着られる
・手頃な価格で手に入る
これまで、基本中の基本アイテムである白シャツとチノパンツ、そしてスニーカーについてご紹介しました。
スニーカーに続いてご紹介するのは、レザーシューズです。
価格と履き心地のバランスが良いクラークスデザートブーツ
「普通服」ならぬ「普通靴」として本来オススメしたいのは、黒のプレーントゥシューズです。ですが、こういった革靴は履き心地が価格に比例します。もちろん自分の足との相性や好みなどもあるので例外はありますが、基本的には3万円以上、できれば5万円以上の革靴をオススメしたいところ。
SANDERS プレーントゥ Officer Shoe
¥50,600 返品無料!
(記事執筆時の価格、返品条件です)
ですが、僕を含め多くの人にとって3万円以上の靴を買うのそう簡単ではないと思います。
次点としてオススメしたい、価格と履き心地のバランスが良い「普通靴」がクラークスのデザートブーツです。
Clarks デザートブーツ
¥25,300 返品無料!
(記事執筆時の価格、返品条件です)
定価は2万円台半ばですが、楽天市場などでは1万円代前半から購入可能のようです。
クラークスの創業者はクラーク兄弟。なので、クラークス。1825年創業の老舗です。
クラークスのストーリーは、およそ200年前にサイラスとジェームスというクラーク兄弟がシープスキン作ったスリッパが始まりでした。当時としては画期的だった発明と職人技の組み合わせは、今日に至るまでクラークスの靴づくりの本質です。そして今も変わらず、クラークスのシューズは全てシデの木材から手作業で削り出した木型から作られており、高度な製造技術やテクノロジー、そして最新の材料に支えられ、現代に合った完璧なシューズを生み出しています。
クラークスについて-Clarks - クラークスジャパン 公式オンラインストア
デザートブーツの歴史は意外と浅く、1950年発売。
1950年にネイサン・クラークが発売したオリジナルのクラークス・デザートブーツは、カイロのオールドバザールで売られていた粗削りなブーツにインスピレーションを得たものです。たちまちヒットし、非番の陸軍将校の間で流行しました。
Clarks Desert Boot / メンズ デザートブーツ (ブラウンスエード)-Clarks - クラークスジャパン 公式オンラインストア
ですが、デザートブーツは世界中で大ヒット。こちらは1980年のファッション誌。コンバースオールスターやLLBeanのビーンブーツと並び、定番シューズとして 確固とした地位を築き上げていることが伺えます。
1980年のファッション誌だそうです。コンバース、クラークス、プロケッズ、LLBean…定番は40年経っても変わらないんですね。 pic.twitter.com/c36OQSRiMG
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年11月13日
こちらは1989年、つまり30年前のPOPEYE。
特集の「世界の一流品図鑑」でクラークスデザートブーツが取り上げられています。
現在も多くのセレクトショップが変わらず取り扱うなど、定番シューズとして変わらず愛されています。
カジュアルを大人っぽく
クラークスデザートブーツの最大の魅力はシンプルで上品なデザイン。デザートブーツはプレーントゥシューズよりもカジュアルな部類の靴なので、 ジーンズやチノパンツとの相性は抜群。スニーカーよりも大人っぽい印象になります。
https://www.pinterest.jp/pin/585538389038310092/
それだけでなく、スラックスのような上品なアイテムとも合わせられる懐の広さが魅力です。
https://www.pinterest.jp/pin/741968107332368980/
当ブログでご紹介しているメンズファッションの定番ジャンルで言うと、マッチしないのは<スポーツ><モード>くらいではないかと思います。
永く愛用できる歩きやすいソール
そして、クラークスデザートブーツのもう1つの魅力が歩きやすさ。僕は、下手なスニーカーよりも歩きやすいのではないかと思っています。
最近ヘビーローテーションのクラークスデザートトレック。実はハイテクスニーカーよりも歩きやすいのではと感じ始めた。今もラーメン食べるために2駅分くらい歩いたけどかなり快適。クレープソールのクッション性と足型の良さが理由かな。 pic.twitter.com/3pbQUFhYqn
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2016年11月14日
その理由が屈曲性とクッション性の高いクレープソール。
https://www.pinterest.jp/pin/23432860565102228/
また、革靴ですのですり減ったソールは交換可能なので、永く愛用できます。オリジナルと同じクレープソールだけでなく、
クラークス | 吉祥寺のオーダー靴と靴修理のお店 「tonearm」トーンアーム
機能性に優れたビブラムソールなどに変えることもできます。
今なら買える90年代イングランド製
ちなみに、僕が愛用しているクラークスはデザートブーツではなく、デザートトレックというモデルです。
今日履いてた20年物のクラークス。脱いだときに「お、こんな格好良かったっけ」って思った。 pic.twitter.com/ZvzvFIIU4v
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2018年11月30日
買ったのは1998年頃。なので、20年履いていることになります。
20年物のクラークスと2年物のブランドストーン。メンテしていきます。といってもブラシかけてシュークリーム塗るだけ。 pic.twitter.com/IlQkrrjYgk
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2018年11月30日
デザートトレックは今も販売されています。
Clarks デザートトレック
¥25,300 返品無料!
(記事執筆時の価格、返品条件です)
ですが、見かけるのはたいていローカットで、僕が履いている黒のスムースレザーのハイカットは取り扱われているお店がかなり少数でした。
古着屋さんなどでは90年代以前、特にイングランド製のクラークスはヴィンテージとして扱われています。現行の商品とはシルエットなどが違うそうです。
90s英国製クラークス。1万円台の現実的な価格ですが、今後高くなっていくんでしょうか。https://t.co/MW499VCBdq pic.twitter.com/lqRTZpM2IS
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年7月23日
クラークスのデザートトレック、こうやって見るとかなり格好良い…近々履こう。https://t.co/9OIS9Rv5gj pic.twitter.com/xtcdSRE5D9
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2019年12月9日
僕が90年代のクラークス実際に履いていて感じるのが、革の質の良さ。大した手入れをしている訳ではありませんが、格好良く見えるのは革の表情が良いからだと思います。
男前。 pic.twitter.com/kqDOCcU0LQ
— 山田耕史 書籍「結局、男の服は普通がいい」発売中! (@yamada0221) 2018年11月30日
現時点では1万円台で比較的状態の良い90年代のイングランド製のユーズドが購入可能です。↓はデッドストックでこのお値段。
clarks デザートブーツ イングランド製
17,380円
(記事執筆時の価格です)
|画像タップで楽天市場商品ページへ|
イングランド製にこだわらなければ、クラークスのデザートブーツはリサイクルショップで数千円から購入が可能です。流通量がかなり多いので、美品もよく目にします。靴のユーズドについては好みが分かれますが、お手頃価格で手に入れたい人は選択肢に入れても良いでしょう。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです!