先週末の台風。多摩川の近くに住んでいる僕は、生まれて初めて避難勧告を受けて避難をしました。
今晩は妻の実家に泊めてもらうことにしました。避難所になってる小学校は既に満員らしいです。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 12, 2019
台風が過ぎ去った翌朝の多摩川です。
多摩川。あと2メートルくらい水位が上がってたら氾濫してましまね。 pic.twitter.com/WZr4PqwDfI
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 12, 2019
この経験を通してこんなことを考えました。
しかし、今回の台風はかなりの人の価値観を変えそうですね。僕の周りでも、一軒家の人は避難マストになったので、マンション住まいが羨ましがられたり。でもマンションがあったらあったで心配だし。いわゆる「持たない」生き方が増えそうな気がします。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 12, 2019
「持たない生き方」。例えば、ホリエモンこと堀江貴文さんは物だけでなく家すら持たず、ホテル生活を続けているそうです。
「持たない生き方」、一般的にはミニマリストが有名ですね。ミニマリストによる本もたくさん出版されていますし、服について書かれている本もたくさんあるようです。過去に何冊かミニマリスト本を読んだことはあるのですが、服について納得できる内容の本がなかったので、今回は僕なりの「持たない生き方」のための服を改めて考えてみました。
台風のときも活躍する機能性の高いアウトドアウェア
今回の台風のときに活躍してくれたのが、機能性の高いアウトドアウェア。僕の場合はアウトドアブランドのアイテムではなく、ワークマン。 台風前に書いた記事でもご紹介したワークマンのレインウェアとレインブーツは案の定大活躍してくれました。
朝起きたら既に多摩川がやばそう。我が家はマンションだから大丈夫だと思いますが、車は地上なのでとりあえずちょっと高台にあるコインパーキングに避難させました。今から全身ワークマンで歩いて帰宅します。流石にちと怖くなってきましたね。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 12, 2019
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↑のレインブーツは雨の日以外は履けませんが(まぁ履けると言えば履けますが)、例えばゴアテックスなどの防水素材のトレイルランニングシューズなら雨も平気、普段着に合わせても違和感がなく、しかもランニングシューズなので日常の運動にも使えるので、靴はこれ一足があれば充分と言えるでしょう。
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靴だけでなく、ウェアも同様。機能性の高いウェアをアウトドアシーンや非常時だけでなく、普段着として着用するのです。アウトドアファッションは既に街着として認知されているので、全身アウトドアブランドのウェアを着用していても奇異の目で見られることはまずないでしょう。
つまり、日常でも非常時でも使えるアウトドアウェアならば、「持たない生き方」のために、持つ服の数を減らせるのではないかと思います。
ちなみに、アウトドアウェアと同じくミリタリーウェアも極限状態で着用される機能性を重視した服ですが、ミリタリーウェアを愛好する友人によると全身迷彩柄などで街を歩いていると、警察官に職務質問をされることが結構あるそうです。なので、 「持たない生き方」にはちょっと向かないかなと思います。
オンオフ兼用にして持つ服の数を減らす
以前に比べると働き方が多様化したとはいえ、オンもオフもアウトドアウェアで過ごせる人はそんなに多くはないでしょう。とはいえ、非スーツの比較的カジュアルないわゆるビジカジで仕事ができる人は増えましたし、今後も増えていく一方でしょう。
アウトドアウェアは日常と非常時の服を兼用して持つ服の数を減らすという方法ですが、次にご紹介するのはオンとオフの服を兼用して持つ服の数を減らすという方法です。
例えばスーツではなく、ばらばらにしても着用できるセットアップを選べばオンのときはジャケットにシャツ、オフのときはカーディガンにTシャツといったようにオンオフで兼用できます。
個人的にはオススメはしませんが、黒のセットアップにすれば略礼服の代わりにもなります。
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靴はクラークスのデザートブーツなど、ある程度カチッとした印象のレザーシューズがあれば、少なくとも僕が以前働いていたIT業界では全く問題ないと思います。 デザートブーツなら、ジーンズやチノパンツ、カーゴパンツといったカジュアルなオフの服にも合わせられます。
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僕がアウトドアウェアをあまり着なくなった理由
僕は会社勤めをしていたときに、アウトドアウェアばかり着ていたことがありました。当時は往復40kmをロードバイクで通勤していたので、そのための機能性を重視しつつ、もちろんファッション性も重視して、有名アウトドアブランドのハイテク機能を搭載したウェアを主に着ていました。
アウトドアウェアは防水性やストレッチ性などの機能性を高める為に化学繊維を用いますが、化学繊維の多くは経年劣化をしてしまうので、数年経つと着られなくなってしまう服がたくさんありました。
ワークマンのように低価格で購入できる商品ならば数年で買い替えてもそれほど気になりませんが、僕が愛用していた有名アウトドアブランドのハイテク系パンツは1着1万円オーバー。確かに機能性もファッション性も高い商品でしたが、1万円オーバーの服を消耗品として数年で気軽に使い捨てできるほど裕福な暮らしではないので、次第にそういった服を着ることはなくなりました。
使い捨てにならない服
最近僕が再注目しているのがアメカジの服。先週から【普通の服の格好良さ】というアメカジの服の良さをご紹介する企画も始めています。
アメカジの服はワークウェアやスポーツウェアがベースとなっているアイテムがほとんど。最低限の機能性がありますし、耐久性にも優れています。また、ジーンズの色落ちのように経年変化がポジティブになるアイテムが多いので、数年で使い捨てということはありません。
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また、アメカジは全世界のカジュアルウェアのスタンダードとでも言うべき普段着の王様なので、誰にでも似合ううえに、日常の生活シーンならばどんな場所に行っても浮くことなく馴染みます。先述のアウトドアウェアやミリタリーウェアとの相性も良いので、機能性の高い服を日常に違和感なく取り入れることも可能です。
服にかかるお金や時間を減らしたい
ジーンズやTシャツ、スウェットといった代表的なアメカジアイテムはユニクロでも売っていますが、リサイクルショップなどに行けばユニクロ並みやユニクロよりも低価格で、充分な品質の商品がいくらでも見つかります。例えばリーバイスやチャンピオンといった定番アメカジブランドの商品はリサイクルショップにゴロゴロありますし、ヴィンテージやレア物を除けばかなり手頃な価格で手に入ります。
このように、手頃な価格で手に入れられて、長い間着られるアメカジも「持たない生き方」のための服の1つだと僕は考えています。
僕の大好きなスタイリスト、長谷川昭雄さんがこんなことを発言されていました。
長谷川:そうだね。まず、見た目はとにかく“普通”な方がいいよね。あと、多くの人が服にお金をかけるということを、できるだけなくしたいって思ってると思うんだよね。暮らしていくことでいろいろお金がかかるし。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 10, 2019
長谷川昭雄さんが言うように服以外にも楽しいこと、お金や時間をかけるべきことはたくさんあります。当ブログでは、ご覧になっている方が服を買うお金や、服を選ぶ時間をできるだけ減らせるような情報発信をしていくつもりです。
そうやって本来使う必要のないお金や時間を減らすことも、「持たない生き方」に繋がるでしょう。
最後に、今回の台風で避難所を経験した友人からの情報をシェアします。僕は神戸出身で、阪神淡路大震災も経験していますが、やはり喉元過ぎれば熱さを忘れてしまいます。災害の記憶が新しいうちに、備えを充実させておこうと思います。
今回の台風で4歳児を連れて避難所で一晩を過ごした友人に、あったら良かったものを教えてもらいました。以下友人からのLINEを一部編集してご紹介します。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 14, 2019
必要なもの:マスク、スリッパ、暑い時期は扇子、カードゲーム(おもちゃ)、寝袋、エアーベット、抱っこ紐、耳栓。
避難先の小学校は子供が掃除してるからそれ相応の掃除レベル。子供は上履き、大人は使い捨てスリッパは最低限欲しい。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
知ってるお友達がいると、とにかくはしゃぎ回る→ホコリ立つ→空気悪いからマスクは絶対。
避難先(自治体?)によって支給物は違う。毛布だけのところや、食事やお茶まで配給してくれるところまで。空調が効きすぎで寒かったけど寝袋でしのげた。床に支給された毛布を三枚重ねて敷いてその上に寝袋だったけど、固くて全然眠れない。空気を入れてふくらませるベッドあるといい。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
時間が余ったからかさばらなくて遊べるカードゲームは重宝する。大人は本一冊か軽い&読み終わったら色々使えるって意味では新聞。子供を抱っこ紐で抱っこできるうちはあると良い。夜は赤ちゃんが泣くから耳栓あるとほんの少し平和。これからの時期は寒くなるから寒さ対策は大事。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
避難するかどうか悩むのならとにかく避難。早く避難したから空調が効く部屋にいけたけど、後からきた人は廊下とか階段ホールの蒸し暑い所しかなくて大変そうだった。
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
以上です。
エアマットは必須だなと思ってAmazonで見繕ってみると、人気の商品はこんな感じ。アンダー3,000円ですね。https://t.co/aInDi5ACqMhttps://t.co/60oUXIcbOg pic.twitter.com/ujHP9jOzl9
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
メーカー品だと4,000円台。コールマンとキャプテンスタッグ。https://t.co/gJ1DzH53rZhttps://t.co/dg7loSKDx0 pic.twitter.com/XS7l5Y4Xou
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2019年10月14日
最後までご覧いただきありがとうございました!