僕の著書「結局、男の服は普通がいい」。
テーマは「服選びをかんたんに、自分らしく」。
内容は大きく2つ。1つ目はシンプルでベーシックなデザインの「普通服」。普通服には以下のメリットがあります。
- 誰にでも似合う
- コーディネートに悩まくていい
- いつまでも着られる
- リーズナブルな価格で手に入る
そして、もう1つが「ファッションのジャンル」。
料理に「イタリアン」「中華」「和食」などというジャンルがあるように、ファッションにもジャンルがあります。 ファッションにジャンルがあることを理解していると、以下のメリットがあります。
- 自分らしい、自分のライフスタイルにマッチした服を見つけやすい
- コーディネートで悩むことがなくなる
- 効率的に買い物ができる
ファッションに様々なジャンルがあることは、ファッションが自由であることの現れです。ですが、ファッションのジャンルにスポットが当てられることはこれまでほとんどなかったと思います。「結局、男の服は普通がいい」では定番ジャンルのなかから特に重要な<アメカジ><アウトドア><ストリート><ロック><ビジカジ>をピックアップし、ファッションの多様性を存分に楽しみながらも効率的な服が選べる方法をご紹介しています。
ブログでは補足として、書籍には収まりきらなかったジャンルについて詳しくご紹介していきます。
メンズ<ナチュラル>ファッションを専門的に扱う雑誌がない
今回ご紹介するのが<ナチュラル>。
<ナチュラル>の雑誌で最も有名なのがリンネル。根強いファンが多いようで、長年安定した売れ行きをキープしているそうです。
リンネル 2019年 12月号
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リンネルはレディスファッション誌なので、基本的にメンズの情報はありません。
www.instagram.com他の雑誌で似たようなジャンルを扱っている雑誌を挙げるとするなら、メンズファッジやクルーエルオムが近いかもしれません。
men's FUDGE - メンズ ファッジ - 2020年 4月号 Vol.121
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CLUEL homme (vol.34)
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ですが、厳密にはメンズファッジもクルーエルオムも<フレンチ>がベースになっているので、がっつり<ナチュラル>という内容ではありません。実は、<ナチュラル>を専門的に扱っている、一般的に手に入るメンズファッション誌は現在存在しないのです。以前はいくつかあった記憶があるんですけどね。続かなかったということは売れなかったのでしょうか。
<ナチュラル>はライフスタイルと関係が深い
とはいえ、メンズの<ナチュラル>の需要がないかと言えば、決してそうでもないと思うのです。<ナチュラル>の特徴はライフスタイルと関係が深いこと。例えば、以下のようなキーワードに興味がある人には馴染みやすいファッションのジャンルだと思います。
- ハンドメイド
- 手仕事
- DIY
- 北欧
- 自然
- アンティーク
- 古着
- 丁寧な暮らし
- エコ
- サスティナブル
- スローライフ
以前近所で開催されていたハンドメイド系のイベントに行ったことがあるんですが、そこには出展者も来場者も<ナチュラル>の男性で溢れていました。僕もそうですが、リンネルのような世界観に惹かれる男性もいるでしょう。特に<ナチュラル>なインテリアや食器などに興味がある男性は少なくないのではないでしょうか。
そんな<ナチュラル>な世界観が好きな男性にとって、最も自分らしい服装は<ナチュラル>だと思います。
類は友を呼ぶ
少し下世話な内容になってしまうかもしれませんが、<ナチュラル>な女性が好きな男性は自分も<ナチュラル>の服装にすると、よりお近づきになれるかもしれません。
僕は職業柄、街を歩くとき人の服装をよく観察するのですが、同じジャンルの服装をしているカップルは非常に多いことにあるとき気が付きました。類は友を呼ぶ。例えば、こちらの9万人以上のフォロワーを持つ、かなり<ナチュラル>度が高い服装の女性。
パートナーの男性もがっつり<ナチュラル>です(まぁこの場合はペアルックと言うかもしれませんが…) 。
誰だって自分と同じ趣味の人には親近感を持つでしょう。ファッションもその1つ。少しでも好感を持ってもらえるようになるかもしれません(もちろん保証はしません笑)。
わかりやすく解説。これが<ナチュラル>の特徴
まずは<ナチュラル>の特徴をざっくりと箇条書きでご紹介。
- 色;アースカラー(オフホワイト・ベージュ・ブラウン・)ホワイト サックス ネイビー(インディゴ)
- 素材:天然素材(綿・リネン・ウール) デニム
- デザイン:シンプル 無地 ボーダー柄 ハンドメイド(刺繍etc)
- シルエット:ゆったり
- 親和性の高いジャンル:<フレンチ><ワーク><アウトドア><アメカジ>
入門編に最適なブランドは無印良品
<ナチュラル>入門編としてオススメしたいのが無印良品。全国に店舗がありますし、お値段もお手頃。無印良品のメッセージ画像に「自然」とあるように、そもそも、無印良品のブランドコンセプトが<ナチュラル>と言えるでしょう。
インテリアや食器などには<ナチュラル>感が溢れています。
服も天然素材、アースカラー、シンプルデザイン、ゆったりシルエットなど<ナチュラル>の要素を完全に備えています。
フレンチリネンVネックカーディガン 紳士S・グレー 通販 | 無印良品
フレンチリネン洗いざらしボタンダウン七分袖シャツ 紳士S・白 通販 | 無印良品
インド綿 天竺編みボーダークルーネック長袖Tシャツ 紳士XS・グレー×ボーダー 通販 | 無印良品
疲れにくい 撥水スニーカー 26.5cm・オフ白 通販 | 無印良品
<ナチュラル>に興味がある人は、まず無印良品で何点か試着してみて、しっくり来るか確認してみることをオススメします。
高コスパなユニクロアンダーソン
そして、全国どこでも<ナチュラル>がお手頃価格で手に入れられるブランドがもう1つあります。それはユニクロ&JWアンダーソン。
特に以下の5商品は<ナチュラル>と親和性の高い<ワーク>アイテムで、色や素材などの要素もかなり<ナチュラル>度が高めです。
ユニクロアンダーソンの特徴はなんと言ってもクオリティの高さ。コストパフォーマンスでは独壇場。他ブランドの追随を許しません。
次回は更に深く細かくご紹介していきます
と、今回はまず入門編。次回からは深く細かくご紹介する予定です。お楽しみに!
追記:以下<ナチュラル>記事まとめです。www.yamadakoji.com
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