山田耕史のファッションブログ

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ビームスはナイキのようなブランドになることができるのか?

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。
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先日訪れたイトーヨーカドーでビームスの名前が入ったタオルが売られていました

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本当にビームス!?と感じてしまうような、微妙なデザインのタオルに対し、ツイッターでもこのようなご意見が。

 

ビームスデザインとは?

こちら、ビームスデザインという会社による商品です。

ビームスデザインのサイトには以下の説明文が。

BEAMS DESIGNは、様々なパートナー企業様と協業で商品開発、企画等を行う、ビームス ライセンスビジネスのメインブランドです。 

ですが、ビームスデザインのロゴの下部には「Not License business, But Sense business.」とも銘打たれているので、ライセンスビジネスなのかそうでないのかよくわかりません

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僕は以前勤めていたファッション企画会社のメインクライアントはイトーヨーカドーと同じような顧客層を持つ企業でした。ですので、通常のビームスに置いてある商品と同じデザインをイトーヨーカドーに持ってきても売れないということはわかっています。

イトーヨーカドーで売れることを考えるとこういうデザインに着地することは理解できるのですが、それがどういった経緯を辿ってきたのかが気になりました。

すると、こういうご意見が。

 

ターゲットのファッション感度によってデザインを変える

思い返すと、以前こんなことがありました。

通常のビームスの店舗では全く見られなくなった一昔前はトレンドで売れ筋だったデザインの商品が、アウトレットモールでアウトレット専売品として売られていたのです。

このように、ターゲットのファッション感度によってデザインを変えるのはブランドとしては当たり前のことです。

同じビームスでも、ハイエンドなデザイナーズブランドを中心に扱うインターナショナルギャラリービームスと、郊外のショッピングセンターに主に出店しているビーミングライフストアでは商品のデザインは全く違います。

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ですが、今回僕が驚いたのは、イトーヨーカドーのような、かなりのマス市場までビームスが進出してきたことです。

もちろん、これまで同様ビームスはハイエンド市場でもブランドを展開し続けています。そして、今回のイトーヨーカドーのようなマス市場向けの商品を売り出してもビームスのブランドイメージを毀損しないと考えているのでしょう。

 

高いブランドイメージを保ち続けるナイキ

ビームスと同じく、ハイエンド市場とマス市場の両方で展開しているブランドとして僕が真っ先に思いつくのがナイキです。

ナイキはコムデギャルソンのようなハイエンドブランドとのコラボ商品もリリースするなど、数あるスポーツブランドの中で最も高いブランドイメージを保ち続けています。

 
 
 
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ですが、ABCマートではマス市場向けの廉価版も数多く販売しています。

更に、小学生がプールの用意を入れるプールバッグなど、子供向けの商品も多数展開しています。ファッション感度も年齢層も、とても幅広いターゲットに向けて商品を展開しているのです。

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なのに、ナイキというブランドイメージは全く毀損されていません。クールでイケてるブランドという印象を持っている人がほとんどではないでしょうか。 

 
 
 
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ビームスはナイキになることができるのか?

今回のイトーヨーカドーのタオルの一件で、 もしかしたらビームスはナイキのような幅広いファッション感度、年齢層をターゲットにしたブランドになろうとしている、あるいは既になっていると自身で認識しているのではないか、と感じました。

イトーヨーカドーの客層を考えると、今後はおじいちゃんおばあちゃんもビームスの名を冠したタオルを使うことになるでしょう。そうなったときに、ビームスはファッショナブルなブランドイメージを保ち続けることができるのか

日本のセレクトショップの今後を占う、面白い例になるのではないでしょうか。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!