山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

全てのファッションがダサくなくなる日が来る。



【このエントリのポイント】今後表層的なトレンドはますます意味を持たなくなる。

こんにちは。

アレグラを飲み始めた

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。



・ファッションのサイクルが早くなっている


あくまでも体感ですが。

2010年代に入ってからファッショントレンドのサイクルが

早まったように思います。

スマートフォンなどの普及により情報の伝達速度が上がったからでしょう。

このブログを始めてからも、プロデューサー巻きやノームコアなど

様々なファッション(着こなしやテイスト)が生まれては消えて行きました。

ファッションを生業にしている私ですら付いて行くのがやっとです。

ファッションにそれ程興味がない世間の大半の人にとっては

「ふーんそうなんだ」と

聞いてもすぐに忘れてしまう芸能ニュースくらいの存在なんだと思います。

・ダサいファッションってなに?




つい最近までダサいとされていたファッションが

いつの間にかイケてるファッションになっています。

その情報はすぐにマスに拡散され、

マス化したファッションはすぐに陳腐化します。

例えば2016年3月の今、

プロデューサー巻きってイケてるのでしょうか?

この問いに対する明確な答えなどないでしょう

着る人の年齢や場所、キャラクターに左右されるので一概に言えない、

くらいの返答になってしまうと思います。

つまりどんなファッションがダサいのか、

どんなファッションならダサくないのかがわからくなっているのです。

この流れが進んでいくと、

今までの画一的なトレンドはますます意味を失います。

今よりも他人の目を気にせずに自分の好きな服を好きに着られるようになるでしょう。

なぜなら誰もダサい/ダサくないの基準を持ち合わせておらず、

人の評価を気にする必要がなくなるからです。


世間がそんな雰囲気になった時、

ファッション業界は消費者に何を提供できるのでしょう…。



みたいな未来になったりするかも、なんて事を考えたりしました。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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