・ハマり中の90年代J-POP Tシャツ
去年の7月にこんな記事を書きました。
この頃はまさか、TKが引退するなんて思いもよりませんでした…、なんてことは関係ありません。当時ハマり始めていた、90年代J-POPのTシャツに関する記事です。
この記事では手に入れたばかりのTMNのTシャツをご紹介しています。2017年の夏、一番気に入って着ていたTシャツで、撮影が入る取材のお仕事にも着て行ったりしていました。
オトナの服選び。〜高円寺Lampa 遠山さんが選んだ過去と現在〜FACY
このTシャツはヤフオクで2,900円で落札しましたが、この後もヤフオク、メルカリで少しずつ90年代J-POPTシャツを落札しています。
やった!メルカリでB'zの95年のライブTシャツを1000円で落札!しかもデッド!このライブはビデオで何度も観たんで思い入れあるんですよねー。半袖の季節終わりそうですが、届いたらガンガン着ようっと。 pic.twitter.com/ZeUFHIWwwE— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2017年10月13日
初めて槇原敬之Tシャツをポチりました。デッドなのにお手頃価格。5thアルバム、Pharmacyのジャケットデザインですね。名曲「東京DAYS」も収録されている名盤です。 pic.twitter.com/6J9oRnjaCg— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2018年3月3日
今の手持ちのラインナップはこんな感じです。
一番気に入っているのがB'zの1995年の「BUZZ」ツアーTシャツ。このライブが収録されたビデオはほんと、擦り切れるくらい観ましたね。
ポップなカラーのプリントの良いんですが、手持ちの90年代J-POP Tシャツは総じて大きめサイズで、それが今の気分なんですよね。おそらく当時のツアーTシャツはワンサイズでしか販売しておらず、それがメンズのL〜XLサイズだったのだと思います。
後ろのフォントはなんか違うな…と思うんですが。
こちらは1997年のツアー「FIRE BAL」のTシャツ。これは当時、大阪ドームで開催されたライブに行って買ったものです。実家に眠っていましたが、年末に帰省したときにサルベージしてきました。寝間着としてガンガン着ていましたが、なぜかかなり丈夫で全然へたっていません。
こちらは1994年に発売されたTMNの「GROOVE GEAR」というベスト盤の特典Tシャツ。
ボックスロゴです笑 シンプルなので使いやすいですね。
こちらの槇原敬之Tシャツは購入したもののインパクトがあり過ぎて、まだ2回しか着ていません。秋になってインナー用途として活躍…してくれるかどうか笑
・J-POP Tシャツが高騰中!
と、こんな感じでJ-POP Tシャツをこっそり収集していたんですが、先日座談会でもお馴染みで最近始められたブログも人気のお友達、齋藤さんのこんなツイートを目にしました。
山田さん @yamada0221 も推すJ-POP Tシャツがいま古着市場で急激に高騰し始めている。 pic.twitter.com/TxltArq4fQ— 齋藤 (@saito_d) 2018年6月26日
J-POP Tシャツが急激に高騰ですか!まぁ確かにJ-POP Tシャツの注目度は高まってきつつあったんですよ。こちらは4月の齋藤さんのツイート。
ベルベルジンでラルクTシャツ! これやべえ欲しすぎる!https://t.co/H9Os1CsYcv pic.twitter.com/o5404JpgHZ— 齋藤 (@saito_d) 2018年4月10日
日本を代表する有名古着店、ベルベルジンでラルクのTシャツが取り扱われるなんて想像もしていませんでした。
・なぜJ-POP Tシャツは人気を集めているのか
今、こうしてJ-POP Tシャツが人気を集めている理由は大きく2つあると思います。1つ目が「90年代ブーム」。2つ目が「ダサいもの人気」です。
去年の90年代座談会はツイッター上でもそこそこな話題になりましたが、それにはやはり90年代の注目度が高まっていたことが大きな原因になっていたと思います。
雑誌で振り返る、おじさんたちの90年代ファッション座談会〜前編〜FACY
また、当ブログでご紹介しているように、ヘルムート・ラングなどの90年代に人気を集めたデザイナーズブランドの古着が高騰しているなど、「90年代」は数年前から注目されはじめ、その人気は2018年の今が最高潮ではないでしょうか。
また、「ダッドシューズ」やヴェトモン人気に代表されるように、今まで「ダサい」とされていたデザインやブランドが支持を集めています。
同じく数年前から人気となっていた、バンドTシャツ。メタリカやガンズ・アンド・ローゼズといったロックバンドが中心でしたが、この「90年代ブーム」と「ダサいもの人気」の影響を受けて昨年あたりから、90年代洋楽ポップミュージシャンTシャツが目に付き始めました。このホイットニー・ヒューストンTシャツも完全に90年代のダサさを狙っているでしょう。
H&MのホイットニーヒューストンTシャツ。素敵なポージング。 pic.twitter.com/huSqQTgcab— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2018年1月5日
で、この90年代洋楽ポップミュージシャンからの流れで90年代J-POPが注目され始めているのが2018年の今の状況なんだと思います。
・僕はなぜB'zのTシャツを着るのか
で、タイトルに戻ります。僕はなぜB'zのTシャツを着るのか。理由は2つあります。1つ目は「ダサいもの人気」の影響を受けたからです。特に影響を受けたのが齋藤さんと齋藤さんが教えてくれた大阪の古着屋、古着屋十四才。齋藤さんがコレクションしているTシャツや、古着屋十四才のインスタを見ていて、「こんなダサさの楽しみ方っていいなー」と思ったのがきっかけです。
僕はB'zやTMNや槇原敬之は大好きですが、お世辞にもいわゆるファッション的に「オシャレ」な存在ではないと思います。
特に、B'zなんかは世間的にそのファッションをいじられることが多いですよね。
https://blogs.yahoo.co.jp/shion178504jp/GALLERY/show_image.html?id=12852790&no=3
僕的に90年代のB'zやTMNや槇原敬之の「ダサい」雰囲気があるTシャツが、今の「ダサい」ものを楽しむ気分にマッチしたんです。
例えば、槇原敬之のTシャツにはオシャレなデザインのものも結構あるんです。ア・ベイシング・エイプやオーバーザストライプスといったブランドとコラボしたツアーTシャツもありますし、90年代のTシャツでも普通に着られるデザインのものもあったりします。でも、普通に着られるTシャツだと刺激がなくて楽しくないんですよね。話のネタにもなりませんし。
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あと、僕はJ-POP以外にもテクノやジャズなどが好きなんですが、テクノやジャズってそれだけでなんかオシャレなイメージがありますよね。オシャレなイメージのあるミュージシャンのTシャツを着ていてもやっぱり面白くありません。
あと、例えばB'zならなんでもいいという訳でもありません。というか、B'zのTシャツは着たいと思えないデザインのものがほとんどです(上掲の「FIRE BALL」Tシャツも今なら買わないと思います笑)。僕はヤフオクやメルカリで検索に引っかかる玉石混交の商品のなかから、気に入った商品を見つけるという行為も楽しんでいるのだと思います。いわゆる「ディグる」という感じですね。
・「好きなものを好き」と言える時代
あと、僕が90年代J-POP Tシャツを着るのに、こんな理由もあります。
基本的にJ-POP好きの僕にとって肩身の狭い時代が長くありました。B'zやTM NETWORK好きをSNSで公言できる日が来るなんて思いもしませんでした。 https://t.co/EFnUMHxSWx— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2018年6月5日
どんな趣味でも臆することなく公言できる今って本当に良い時代だと思います。僕がエヴァにハマった22年前はアニメを觀ているなんて絶対に公言できず、ただ1人の僕にエヴァを教えてくれた友人としか共有できない趣味でした。— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) 2018年6月5日
今は「自分の好きなものを好き」と言える時代です。特に、ファッション業界の都合でつくられた「トレンド」なんて気にする必要なんて、これからの時代は全くありません。
自分の価値観を恥ずかしがることなく服装で表現しましょう。当ブログではそのお手伝いをしていけたらと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!