・第4の刺客、イトーヨーカドー
低価格ファッションといえば、ZARAやH&Mといったファストファッションブランドや、ユニクロやGU、GAPなどのSPAブランドが思い浮かびますが、実は他にも面白いところはあるんです。このブログではワークマンや西友、イオンなどをご紹介してきましたが、
今回ご紹介するのはイトーヨーカドーです。
イトーヨーカドーとファッション。なかなか結びつかない人も多いかもしれませんが、侮れないんです。実はイトーヨーカドーで偶然クオリティの高い商品を発見したことが、このブログのコンセプトに大きな影響を及ぼしているのです。
先日久し振りにイトーヨーカドーを覗いたら、色々面白くなっていました。
「楽して、おしゃれ」。イトーヨーカドーのメンズファッションの新コンセプトでしょうか。とても良いコンセプトだと思います。
ストレッチ素材のオックスフォードシャツ。オックスフォードシャツはどこにでも売っていますし、特にユニクロのはコストパフォーマンス最強なのでガチで対抗するのは難しいですが、ストレッチ素材のオックスフォードシャツはユニクロにはないので差別化になって良いと思います。
サイズ展開豊富なチノパンツ。ユニクロもパンツのサイズは豊富ですが、ファッション性を追求せず、こうやってわかりやすいビジュアルで訴求できるのはイトーヨーカドーの強みですね。ユニクロはどうしてもスタイリッシュさを求めてしまうので、こういった親しみやすさは出しづらくなってしまいます。
ドレスシャツの機能もこういったわかりやすいPOPで訴求しています。
ビジネス系のバッグでも、結構格好良い商品がありました。確か7,000円前後だったと思います。
ロゴがダサいのが玉に瑕ですが…。
以前から展開しているアダルト向けトラッドブランドのKent。値段の割にはデザインも洗練されています。わざわざ高価な百貨店ブランドを買う必要はないと思います。
・生活に寄り添ったリアルな服
最近のデザイナーコラボ連発からもわかるように、ユニクロはファッション性を高めることで拡大を図っているようです。
ですが、今の日本でそこまでファッションが求められているのでしょうか。僕はイトーヨーカドーのような、普通の人でもわかりやすい、生活に寄り添ったリアルな服のほうが求められているような気がします。
ファッションというよりも、日常生活を快適に送るうえでの道具としての服、という感じですね。これはワークマンにも通じる考え方だと思います。
近年は大型スーパーの衣料品は低迷が続いていましたが、今回イトーヨーカドーを見て、まだ復活の可能性はあるのではないかと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました!