山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

【非ファッション書評】なぜ皮膚はかゆくなるのか。



【このエントリのポイント】かゆみのメカニズムを知って対処する事が必要

こんにちは。

いい感じのファッションウェブサービスのアイディアを思いついた

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。

思いついたのはいいですが、どうやって作るかが問題です。




今回はファッションとはあまり関係はない内容なので書こうかどうか迷ったのですが

この情報を必要とする人が少なからずおられると思うので書く事にしました。

次回のエントリはファッション関連になりますので今回は興味の無い方はスルー推奨です。


なぜ皮膚はかゆくなるのかという本のご紹介です。



私は子供の頃からアトピー性皮膚炎で

皮膚のかゆみとはかれこれ30年以上戦ってきました。

アトピー性皮膚炎はここ数年でほぼ完治したのですが、

長年戦ってきた割にかゆみとはどういうものかを知らずに過ごしてきました。

本書はそんなかゆみのメカニズムをわかりやすく説明してくれています。

・掻くのは快感


かゆみは人間特有の感覚ではなく、様々な動物に共通するものだそうです。

かゆい部分を掻いた時に「報酬系」と呼ばれる脳の部位が反応し、

「掻くことはご褒美につながる」と脳が認識することから

ひとは掻いてしまうのだそうです。

ちなみにこの事は2014年に判明したそうです。

私も経験があるのですが、

かゆいところに熱いシャワーをあてると気持ち良い事がありますが、

これは皮膚にダメージを与え、かゆみが消えるどころかむしろどんどん悪化してしまうので

絶対にやってはいけない事だそうです。

・掻くとさらにかゆくなる


掛けば掻くほどかゆくなる。

このような状況を経験した事がある方も多いのではないでしょうか。

これは「イッチ・スクラッチサイクル」というもので

かゆい

掻く

掻いた部分が傷つく

傷ついた部分に炎症が起きる

もっとかゆくなる

さらに掻き壊す

掻いた部分がもっと傷つく

以下ループ…

という状態だそうです。

この悪循環を止めるには

かゆくても掻けないようにネル前に手を固定したり

ステロイドなどの薬を使ったりする対応が主となるそうです。

・かゆみは冷やして対処


最も安全にかゆみを抑える方法は

「冷やす」ことだそうです。

冷水などで摂氏10℃くらいまで下げる事が良いそうです。

・皮膚が乾燥するとかゆみを感じやすくなる


皮膚が乾燥する事でバリアが剥がれ落ちると感覚が敏感になり、

水やお湯がついたり、着替えの時に衣服が触っただけでもその刺激が

かゆみになる事があるそうです。

これに対しては失われた皮膚のバリアを補修する事が必要になります。

ワセリンや保湿剤などで保湿し、

垢すりやもちろんボディソープや石鹸を使うのも最小限にする必要があるそうです。


本書は他にも虫刺されやじんましん、水虫などのかゆみに関する情報や

かゆみにまつわる実際の症例などかゆみに関する様々な情報が紹介されています。

かゆみが気になる人は是非ご覧下さい。



最後までご覧いただきありがとうございました!

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