山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

品質とファッション性を兼ね揃えたユニクロにもう敵はいないかも。



【このエントリのポイント】品質に定評のあるユニクロのファッション性がどんどん高まっている

こんにちは。

朝通勤中に闇金ウシジマくんを読んでテンションが落ちた

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。

面白いんだけどテンション落ちるんですよね。




・驚きのハイクオリティデザイン、キッズUT


先日ユニクロの店頭でキッズのTシャツを見たのですが、

そのプリントデザインのクオリティの高さに驚きました。

ユニクロ トップス|UT(プリント Tシャツ)|KIDS

大人向けのアイテムと比べても全く遜色なく、

私自身も着てみたいと思うアイテムが沢山あったのでいくつかご紹介します。

例えば定番キャラクターのスヌーピーのスウェット。


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/145834

セレクトショップの店頭にあっても違和感無いアイテムだと思いませんか?

キャラクターものは他にモンスターズユニバーシティや


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/146808

ウォーリーを探せなどもあります。



https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/146833

キッズのキャラクターものは子供っぽいデザインになりがちですが、

これらは大人が着ても全く違和感は無いと思います。

他にもアンディウォーホルやキースヘリングなどのアーティスト、


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/147925


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/136935


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/147938

メタリカのような大人っぽいバンドモチーフまでバラエティ豊か。


https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/148025

メタリカのなんて古着であったら高値が付きそうなデザインですね。

子供が着ても可愛いでしょう。

・UTは5万円のラグジュアリーブランドTシャツ以上のクオリティ


こんな素晴らしいデザインのUT。

ディレクションをしているのはNIGO氏。

NIGOがディレクションする新生ユニクロ「UT」が国内初公開 | Fashionsnap.com

世界中にファンを持つ人気ストリートブランド、A BATHING APEの創業デザイナーです。

A BATHING APEは特にTシャツの人気が高かったブランド。

NIGO氏は日本のTシャツクリエイターの第一人者と言っても良いでしょう。

そんなNIGO氏が手掛けるのですからダサくなる筈がありません。

こちらの日経新聞のインタビューではNIGO氏がディレクションを受けた経緯と

UTのクオリティについて語っています。

ユニクロTシャツをビンテージに NIGO氏に聞く :日本経済新聞

 ――エイプで20年Tシャツを作ってきた。ユニクロの生産の仕組みはどう違いましたか。
 「驚きの連続ですよ。僕がかつてやりたくてもできなかったことが何だってできる。それもロットが巨大ですから低コストで。たとえばコンテンツ(絵柄)の位置。僕が20年やってきた工程はまずTシャツを作ってからプリントするから、位置にも大きさにも限界があった。ユニクロでは編み上げている途中の段階でプリントに回すことができるから、位置も大きさも自在です。白、グレー、白というように裁断したものを組み上げて色の切り返しを作ることも簡単。それを知った時には、すごいな、もっと色々なことができるな、と羨ましくなりましたね。だってエイプでそういうことをやると、上代(小売価格)は1万円を超えてしまいましたから」

「ラグジュアリーブランドでも最近、Tシャツが増えています。5万円するものだってある。この5万円のブランドTシャツと、1500円、990円のUTを比べて、まったく負ける気がしません。ものとして絶対にUTの方がいいという自信がある。本来の姿のTシャツをありえない値段で作れるのですから」

・一流クリエイターを続々迎える


以前からユニクロの品質の高さには定評がありました。

が、ファッションアイテムとしてのデザインに関してはあまり高く無かったと思います。

その穴を埋めるように、近年のユニクロはNIGO氏以外にも

元イッセイミヤケの滝沢直己氏がデザインディレクターに迎えるなど、

一流クリエイターをスタッフに迎えています。

今のユニクロにはNIGO氏や滝沢直己氏のような有名クリエイターだけでなく、

報道されていない一流クリエイターも多く在籍しているのでしょう。

・ユニクロが最強になる日が近い?


Tシャツの他のアイテム、例えばメンズのアウターなどは

未だファッション性が高いと言えるものはまだ少ないですが、

それも徐々に改善されて行くでしょう。

現在品質のコストパフォーマンスでは最強と呼ばれるユニクロ。

ファッション性でも最強のブランドになる日も遠くないかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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