ユニクロのデザイナーコラボレーションの1つ、UNIQLO and JW ANDERSON(通称:ユニクロアンダーソン)の2019年秋冬商品のラインナップが発表されました。
UNIQLO and JW ANDERSONを手掛けるジョナサン・アンダーソンってどんな人?
商品の前に、UNIQLO and JW ANDERSONとは一体どういったラインなのかをご紹介しておきます。デザイナーはジョナサン・アンダーソン。1984年生まれで現在35歳。イケメンです。
ジョナサン・アンダーソンはイギリスの北アイルランド出身。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートという美術大学を卒業しています。
手掛けるのはJ.W.アンダーソンという自身のブランド。イギリス出身らしく、こちらのトレンチコートのルックのようにイギリス発祥のクラシックなアイテムをベースにしつつも、凝った造形の前衛的なデザインが特徴です。
こちらのイカリを模したJ.W.アンダーソンのロゴはユニクロアンダーソンにも用いられています。
そして、レザーグッズで知られるスペインのラグジュアリーブランド、ロエベのクリエイティブディレクターも務めています。
UNIQLO and JW ANDERSONの特徴
Uniqlo Uのデザインを手掛けるクリストフ・ルメールはシンプルなデザインに定評があります。
ジョナサン・アンダーソンは個性的かつ装飾的なデザインのイメージが強く、ユニクロとのコラボレーションが発表されたときは驚いた人が多いと思います。
実際にユニクロアンダーソンのデビューシーズンは売れ行きが芳しくない商品が多かったようで、早々と値下げされていました。
ユニクロアンダーソン、マフラー以外の全商品が値下げになっていますね。結構な大事件だと思うんですが、チラシでは裏面に小さく出ているだけ。店舗限定って理由もあるかもしれませんが、ユニクロ的には大々的に宣伝したいことではないんでしょうねー。 pic.twitter.com/62Kz2BY1Yq
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) October 27, 2017
その後のコレクションでもやはり個性的過ぎるデザインの商品はワゴンセール行きになっている確率が高めでした。
ユニクロアンダーソンのタツノオトシゴTがもうワゴンへ。かなり早いですね。 pic.twitter.com/rLM3rToBaS
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) April 26, 2019
先日発売されたばかりのユニクロアンダーソンのバッグがもう値下げ。 pic.twitter.com/cDByXV2tOm
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) May 11, 2018
特にこの女の人プリントのTシャツの売れ残りっぷりは話題になりました。
ワゴンに山盛りのユニクロアンダーソン。500円よりも安くはしないっぽいですね。 pic.twitter.com/CDtrVeYntR
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) March 23, 2018
ユニクロアンダーソンの横顔Tシャツ、ついに390円に。https://t.co/FfngV5jIOq pic.twitter.com/VvFyxE22HJ
— 山田耕史 ファッションをカンタンに。 (@yamada0221) June 15, 2018
そんなこともあり、ユニクロアンダーソンのデザインは初期と比べるとかなりシンプルになりコーディネートしやすくなっています。ジョナサン・アンダーソンらしいブリティッシュテイストや前衛的なデザインと、ユニクロらしいカジュアルデザインを両立させているのがユニクロアンダーソンの特徴でしょう。
前置きが長くなりましたが、今回発表された商品を1つずつご紹介していきます。
アウター
リバーシブルダウンジャケット
¥12,900
トレンド感たっぷりなボリュームダウン。JWAらしいカラーが楽しめるリバーシブル仕様。
・軽いのにしっかり暖かいダウンジャケット。
・表面はクラシックトーン、裏面はコントラストのきいたカラーリングで、都会的なで遊び心のあるカラーリングが楽しめるリバーシブルデザイン。
・雨水をはじく耐久撥水素材。
ベーシック度:★★★
期待度:★★☆
今シーズンのウルトラライトダウンやUniqlo Uでも展開されている「これぞダウンジャケット!」的なボリュームのあるシルエットのダウンジャケットです。 パッと見は通常ラインのユニクロだと言われても違和感がなさそうなシンプルでベーシックなデザインですが、リバーシブル仕様になっています。といっても、裏側も配色になっているだけでそこまで個性的でもないデザイン。わざわざユニクロアンダーソンで買う意味ある?と思わなくもないですが、ユニクロアンダーソンは通常ラインのユニクロよりもクオリティの高い素材や付属品が使われる可能性が高いので、一見の価値はあるかと思います。
3Wayミリタリーパーカ
¥12,900
取り外しできるインナーフリースが付いた防寒性の高いパーカ。3WAY仕様で着回し自在。
・ヴィンテージの米国軍ジャケットにインスパイアされた1着。
・クラシックなルックスにチェックのインナーフリースがモダンで遊び心のあるアクセントに。
・着ぶくれを抑えた美しいシルエットも魅力。
・アウター、インナーフリースのそれぞれを組み合わせて使える3WAY仕様。
・フロントのジップを開ければ軽量のジャケットに、閉じれば抜群の保温性を発揮。
・雨水をはじく耐久撥水素材。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
マウンテンパーカかと思いましたが、↑の文章によるとミリタリージャケットがベースとなっているようですね。そしてインナーに着脱可能のフリースが備えられており、それがブリティッシュファッションの象徴とも言えるタータンチェック柄になっています。こちらも通常ラインと言われても違和感はなさそうな、シンプルなデザインです。
ウールピーコート
¥12,900
上質なウールに中綿のキルティングをプラス。伝統的なPコートをJWAらしいデザインに。
・ワードローブには欠かせないクラシックでモダンな1着。
ベーシック度:★★★
期待度:★★☆
こちらのPコートは更にシンプルなデザイン。ベーシックなPコートに比べると丈は短めです。数年前にこういった短めの丈のPコートが大流行し、マスまで拡大しましたが、ここ数年はファッション感度が低い層でも着ている人をほとんど見ないので、そろそろ一周して復活するかなーと思っていたところでした。個人的にも久し振りPコートは着たいんですが、やはり自分が着るとしたらオーセンティックな膝上丈くらいがいいかなと思っています。
キルティングブルゾン
¥6,990
英国伝統のブルゾンをモダンなデザインにアレンジし、デザイン性も機能性も高い1着に。
・ミリタリーテイストなキルティングや襟や袖口のコーデュロイ使いなど、伝統のディテールを取り入れながらリメイク。
・胸ポケットはコントラストをきかせたカラーでデザイン性も実用性もアップ。
・雨水をはじく耐久撥水素材。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
ひょうたんキルトと言われる、ミリタリーアイテムでよく見られる波打ったステッチが目を引く一着。襟はイギリスを象徴するハンティングウェアブランド、バブアーを想起させるコーデュロイ素材です。クラシックで大人っぽい雰囲気なので、ニットにスラックス、デザートブーツなんていう大人なキレイ目コーディネートにマッチしそうな気がします。
セーター・カーディガン
プレミアムラムタートルネックセーター(長袖)
¥3,990
柔らかな上質ウールにレトロモダンなノルディック柄で大胆かつ今っぽいデザインに。
・19.5マイクロンの極細ウールを使用し、上質な肌触りを実現。
・1950年代のスキージャンパーからインスピレーションを受けた、遊び心溢れるレトロな色使いで表現。
・時代を超えたモダンな雰囲気のあるノルディック柄にアレンジ。
・袖と裾のリブに入れた、レトロモダンなカラーがアクセント。
ベーシック度:★☆☆
期待度:★☆☆
かなり個性的なノルディック柄ですね。↑のキルティングブルゾンのインナーなんかには良さそうですが、汎用性は低そうです。
ローゲージクルーネックセーター(長袖)
¥3,990
英国伝統のざっくりニットをアルパカ混の糸と現代のシルエットと編み地で大胆にアレンジ。
・アルパカをブレンドした、あたたかみのあるニット。
・糸の撚りを抑えることで、手紡ぎ風の素材感を実現。
・昔ながらのフィッシャーマンセーターにインスピレーションを受け、ユニークな編み地にアレンジ。
・ゆったりとしたリラックス感のあるボックスシルエット。
ベーシック度:★☆☆
期待度:★★☆
パッと見はシンプルなローゲージニットかな?と思いましたが肩や襟などの編地がかなり個性的。これが実物だとどれくらい目立つかが問題ですね。
ジャガードクルーネックセーター(長袖)
¥3,990
柔らかな上質ウールに、英国の画家からインスピレーションを受けたデザインをプラス。
・19.5マイクロンの極細ウールを使用し、柔らかくて軽い着心地が魅力。
・アーティストであり自然愛好家である英国の画家、クリストファー・ウッドの絵画からインスピレーションを受けたデザイン。
ベーシック度:★★☆
期待度:★☆☆
これ系のグラフィックのアイテムは毎シーズン展開されていますね。別に悪くはないんですが…うーんなんでしょうね。やっぱりワゴンセールに山積みになっていた女の人Tシャツのイメージが強くて…
プレミアムラムVネックカーディガン(長袖)
¥3,990
昔ながらのラムカーディガンをJWAらしいカラーリングでアレンジし、新鮮なデザインに。
・19.5マイクロンの極細ウールを使用し、柔らかくて軽い着心地が魅力。
・英国伝統のシェットランドウールの色使いにインスピレーションを受けた、大胆なカラーブロック。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
クレイジーパターンのカーディガンです。クレイジーパターン自体はブルックス・ブラザーズやラルフ・ローレンといったアメリカントラッドブランドでも以前からよくあったクラシックなデザインなんですが、そのデザインのキャッチーさゆえに子供服やファッション感度の低い層向けのブランドで頻繁に用いられており、子供っぽい印象が強いのであまりオススメはしていません。
シャツ
フランネルチェックプルオーバーシャツ(長袖)
¥2,990
フランネル素材のプルオーバーシャツ。
・暖かくソフトな着心地とシックな雰囲気が特徴のフランネル素材のプルオーバーシャツ。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★★
プルオーバーのネルシャツという珍しいアイテム。個人的に赤系のタータンチェック柄は大好物なので、XXLサイズ(オンライン限定)をガバっと着て、細身のパンツにブーツなんていうコーディネートは格好良いかなーと思っています。 が、主張の強いタータンチェック柄を使っているので、万人にオススメのアイテムという訳ではなさそうです。
フランネルプルオーバーシャツ(長袖)
¥2,990
英国伝統のラグビーウェアを今っぽいロングシルエットのシャツにアレンジ。
・現代にもなじむ英国伝統のクラシックなカラーブロックデザイン。
・プロラグビー選手だったジョナサンの父親も愛用しているユニフォーム風ウェア。
ベーシック度:★☆☆
期待度:★☆☆
こちらもプルオーバーのネルシャツ。しかもロング丈。そしてラガーシャツの配色&ディティールというかなり個性的なデザイン。無地で普通のディティールのロング丈ネルシャツだったら嬉しかったんですけどねー。
Tシャツ・スウェット・フリース
防風ボアフリースジャケット(長袖)
¥5,990
ボアフリースに防風性をプラス。機能性もデザイン性も高いアウトドアウェアが完成。
・防風フィルムを挟み込んだボアフリースなので冷風が入らず、暖かさをキープ。
・JWAらしいポップなカラーリングが楽しめる。
・機能性とデザイン性を融合させた新しいアウトドアウェア。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
Uniqlo Uや近く発売されるエンジニアドガーメンツとのコラボでも展開されているボアフリース。モコモコ素材がトレンドということもありますし、今年はかなりプッシュしているんでしょうか。アウトドアブランドでもよく見る配色切替デザインのジャケットですが、使われいる色がかなり個性的です。
防風ボアフリースベスト
¥4,990
ボアフリースに防風性をプラス。機能性もデザイン性も高いアウトドアウェアが完成。
・防風フィルムを挟み込んだボアフリースなので冷風が入らず、暖かさをキープ。
・JWAらしいポップなカラーリングが楽しめる。
・機能性とデザイン性を融合させた新しいアウトドアウェア。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
こちらは配色切替デザインがあまり目立たず、シンプルな印象。ワインやネイビーなど大人っぽい色なので、上品にアウトドアっぽさを取り入れたい場合は重宝しそうです。
フリースプルオーバー(長袖)
¥2,990
ユニクロを代表する素材であるフリースをJWAらしいモダンなデザインにアレンジ。
・アウトドアウェアとして使われてきたクラシックなフリースにインスピレーションを得たデザイン。
・軽くて暖かく、ポップなカラーリングやロゴの入ったピスネームでデザイン性もアップ。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
こちらも上品な配色が特徴。大人のアウトドアスタイルに。
スウェットシャツ(長袖)
¥2,990
時代を超えて愛されているスウェットにアウトドアテイストをプラスして新しいデザインに。
・昔ながらの裏毛素材や本格的なディテールを持つスウェットに、アウトドアウェアからインスパイアを受けたトーナルカラーや別布ポケット、ひじ当てなどをプラス。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
胸の切替はともかく、肘当てってアウトドアというよりワークでは?と思わなくもないんですが。これもフリース同様、上品に着られそうな色のスウェットです。
グラフィックT(長袖)
¥1,500
英国の画家からインスピレーションを受けた、美しい自然を描いたデザインをプラス。
・アーティストであり自然愛好家である英国の画家、クリストファー・ウッドの絵画からインスピレーションを受けたデザイン。
ベーシック度:★★☆
期待度:★☆☆
ニット同様、ファンアイテムの類かなと笑
ボトムス
コーデュロイドローストリングパンツ
¥3,990
英国伝統のコーデュロイを今っぽいシルエットに。ウエストコードではき心地もラク。
・ウエストにはモダンで使い勝手が良く、スマートに決まるドローストリングコードをプラス。
ベーシック度:★★★
期待度:★★★
イージーウェストのコーデュロイパンツってかなり珍しいですね。合わせるアイテムは選ぶものの、ラクチン&暖かそうなので冬のご近所着になってくれるかもしれません。
ヒートテックウォームイージージョガーパンツ
¥3,990
防寒性の高い裏フリースパンツ。シルエットやカラーリングでデザイン性もアップ。
・保温性抜群の裏フリース仕様なのでアウトドアにぴったり。
・ジップの持ち手はカラーリングが楽しいいバンジーコードを使用。
ベーシック度:★☆☆
期待度:★☆☆
なんかあまりユニクロアンダーソンっぽさが感じられない商品ですね。どちらかと言うとワークマンぽい気が笑。実物はまた印象が違うのでしょうか・
グッズ
リバーシブル2WAYバッグ
¥3,990
トートバッグとリュックの2WAY仕様。カラーも2通り楽しめるリバーシブルデザイン。
・パイロットが使う、ヘルメットバッグにインスパイアされたトートバッグ。
・トートバッグとリュックの2WAY仕様。
・シーンやスタイリングに合わせて自由に使える。
・リュック側にはJWAのロゴパッチをプラス。
ベーシック度:★★★
期待度:★★★
ヘルメットバッグと呼ばれる、ミリタリーアイテムをベースにしたバッグ。吉田カバンのポーターのアイテムでも知られていますね。トートバッグとバックパックの2WAYでしかもリバーシブル。裏返して使うことはまずなさそうですが、表地は黒やネイビーといったベーシックカラーなので普通に使えそうです。
ビッグストール
¥1,990
英国伝統のウールブランケットらしいチェック柄が楽しめる。大判なので使い方は自在。
・伝統的なチェックのウールブランケットからインスパイアされた、肌触りが良くとても暖かいストール。
・伝統的なチェックならではの鮮やかなカラーコンビネーションが存分に楽しめる大判サイズ。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
↑で「ウールブランケットらしい」と表記されているのでウール素材なのかな?と思いきやアクリル100%。このお値段でウール素材だったら嬉しかったんですが、それはユニクロと言えど難しいんでしょうね。とはいえ、タータンチェック柄が好きなので個人的にはちょっと期待しています。
ケーブルマフラー
¥1,990
ケルトの伝統的なケーブルニットにインスパイアを得た、大きな模様と暖かさが魅力。
・とても柔らかくて暖かく、上品な風合いが特徴。
・カジュアル感たっぷりな大きめのケーブル模様。
・ロングサイズなのでいろいろとアレンジできて使いやすい。
ベーシック度:★☆☆
期待度:★☆☆
こちらはアクリル、ウール、アルパカ混合素材。男女兼用とありますが、細そうなので基本的にレディスと考えたほうが良さそうです。
ヒートテックニットキャップ
¥1,500
遊び心のあるレトロなカラーリングが印象的。ヒートテックなので暖かさも充分。
・1950年代のスキージャンパーからインスピレーションを受けた、遊び心溢れるレトロな色使いで表現。
・時代を超えたモダンなカラーリングで着こなしのアクセントにぴったり。ベーシック度:★☆☆
期待度:★☆☆
こちらも男女兼用とありますが、さすがにこの色と柄にチャレンジする男性はかなり少なそうですね。
ソックス
¥390
JWAらしい遊びのあるレトロモダンな色柄。コーディネートのアクセントに映える1足。
1950年代のスキージャンパーからインスピレーションを受けた、遊び心溢れるレトロな色使いで表現。・時代を超えたモダンなデザインが楽しめる。
ベーシック度:★★☆
期待度:★★☆
上掲のニットと同じノルディック柄。こういった個性的なデザインでリーズナブルなお値段の靴下ってなかなかないんですよね。革靴やブーツと相性の良さそうな色柄です。
10月18日(金)発売!
ということで、以上のアイテムが10月18日(金)発売です。これまで同様、今回も発売日にレビュー記事をアップする予定です。
最後までご覧いただきありがとうございました!