山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

「希望」や「誇り」としてのファッション。

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少し前のニュースですが、カニエ・ウェストは「エアジョーダンを履きたくてたまらない」そうです。

タイトルだけ見ると、ほのぼのとしてていいなーくらいにしか思いませんでしましたが、その裏には色々と考えさせられる理由がありました。

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「そもそも黒人男性にAir Jordanを履くなということに無理がある」。深い言葉だと感じました。

とある本で読んだのですが、アメリカの黒人は自身のルーツに対して非常に意識的なんだそうです。

おそらく、黒人男性にとってマイケルジョーダンは「希望」や「誇り」の象徴ではないかと思います。

そして、黒人男性がエアジョーダンを履いていれば、その「希望」や「誇り」とともに歩んで行ける、ということなのかもしれません。

 

僕にとっての「希望」や「誇り」

僕が服を選ぶとの基準は「好きかどうか」。

単純にその服のデザインや機能性が好きかどうかで選びます。ま、普通の話ですが。

じゃあ、カニエ・ウェストにとってのエアジョーダンのように、僕にとって「希望」や「誇り」って何かあるかな、と考えてみました。

阪神大震災のとき、僕は実家に神戸で被災しました。特に怪我などはありませんでしたが、家は半壊。当時僕は中学2年生だったので経済的な気苦労などは特に感じませんでしたが、それでも重苦しい雰囲気の毎日だったと思います。

そんな1995年、快進撃を続けていた地元神戸のプロ野球団、オリックス・ブルーウェーブ。特に脚光を浴び始めたイチロー選手の存在に勇気づけられた人は少なくないでしょう。

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そんなこともあり、最近イチロー選手関連の服をメルカリでディグったりしています。

 同じスポーツ選手では、テニスのマイケル・チャン。今でこそ錦織圭選手のように東洋人が世界の舞台で活躍することもそう珍しくはありませんでしたが、90年代は世界のトップランカーほぼ100%白人。そんななか、中国をルーツに持ち、大柄で打球が強い白人選手に比べると体格に劣るマイケル・チャン選手が必死にボールに食らいついている姿には強く憧れました

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なので、今でもマイケル・チャンモデルのテニスシューズは是非ともまた復刻してもらいたいんですが…今後は難しいかもしれませんね。

また、スポーツ選手と同じようにミュージシャンも「希望」や「誇り」の象徴になるかもしれません。

僕は槇原敬之が大好きなのですが…このTシャツを着るときはちょっと「ネタ」な気分が入っちゃっていますね笑。「希望」や「誇り」というのは違うかなーと思います。

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服を選ぶ基準はたくさんある

とはいえ、自分の希望になることや、誇りに思うことを、服を選ぶときの基準のひとつになりそうです。 

これまで長い間、トレンドやブランドなどが服を選ぶときの基準になっていましたが、「希望」や「誇り」を基準に選んだ服ならより自分らしく、そして着用していてテンションも上がるのではないでしょうか。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!