先週は丸々一週間実家の神戸に帰省していました。年に数度帰省した折に時間があれば神戸、大阪の商業施設やファッションスポットをざっと周ってリサーチするのですが、最近強く思う事があります。
エリアそれぞれ特有のファッションがある東京
それは「東京が世界一のファッション都市だ」という事です。
何故かと言うと、東京のようにエリアによってファッションテイストの違いがあり、そのエリアを歩いている人のファッションがそれぞれ明確に違うような都市は世界中を探しても他に見つからないと思うからです。
かなり前にElasticさんでこんなアンケート募集がありました。
Elastic: あなたにとって、東京のおしゃれエリアは?
で、その結果がこちら。
ファッションが好きで東京を歩いた事がある人ならこの結果に出ているエリアそれぞれの代表的なファッションが思い浮かぶのではないでしょうか。
例えば原宿ならポップで個性的なテイスト、青山・表参道なら個性的でキレイ目なテイスト、六本木なら夜の匂いがするややラグジュアリーなテイスト、丸の内ならキレイ目オフィステイスト、高円寺なら雰囲気のある古着テイストなどなど、
エリアのよってファッションテイストが明確に違います。私は新宿や渋谷に出かける事が多いのですが、普段あまり足を運ばない六本木に行った時は周りを歩いている人とのファッションテイストの違いがあるのでかなりアウェーな感覚なってしまいます。
東京の様々なエリアにショップを設けているビームスやユナイテッドアローズなどのセレクトショップの品揃えを見てもエリアによるテイストの違いは明確です。
渋谷のビームスと丸の内のビームスは同じビームスとは思えない程の違いがあるので興味がある人は一度比較してみる面白いと思います。
ファッション都市と呼ばれるパリやロンドン、ニューヨークは?
では東京以外の都市はどうでしょうか。ファッション都市と言えば真っ先に挙げられるパリ。私はパリには2年半住んでいましたが、ラグジュアリーブランドストリートのフォーブルサントノーレや個性的なセレクトショップが軒を連ねるマレ地区、高級百貨店が立ち並ぶオペラ界隈など、エリアによってショップの特徴はあっても東京のように、パリではエリアごとのファッションの違いはあまり感じられませんでした。
同じくファッション都市として挙げられるロンドンやニューヨークも出張で訪れ、それぞれの代表的なファッションスポットはリサーチしましたが、ファッション感度の違いはあっても東京のようなエリアの明確なファッションテイストの違いは感じられませんでした。(残念ながらファッション王国イタリアは未訪問なのが悔やまれます)
ファッション後進国日本の驚異的な進化
ファッション後進国である日本の東京がエリア別にファッションテイストが分かれるくらいまでにファッション的に進化したという事は日本人、というより東京が如何にファッションを好きかという事を表しているのではないでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!