山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

「客が一番オシャレなセレクトショップはビームス」説。

・大手セレクトショップでのワイドシルエットの売れ行きの差


 ​現在発売中の雑誌、Begin。

Begin (ビギン) 2018年 11月号 [雑誌]

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大手セレクトショップのプレスがオリジナルアイテムについてトークする「オリジナルアイテムを持ち寄ってセレクトショップ着こなしサミット」という企画が掲載されています。

参加しているのはユナイテッドアローズビームスエディフィスジャーナルスタンダードシップス

この企画のなかで、とても興味深い一節があったので引用します。

松下:聞いてみたかったのですが、シルエットってどうですか?ビームスはもう完全にゆったり。ワイドが売れ行きの中心なんですよ。
青木:そうなんですか!ジャーナルも増えてはいるけど、中心とまではいってないですね。
河野:たしかにそれは驚きです。トレンドではあるけど、シップスはまだまだ細身が人気
高津戸:エディフィスも提案はしていますが、完全にすらっとしてるほうが強いです。UAさんは?
辻:うちもなんだかんだ、変わらずジャストが一番の売れ行きです。シルエットに関してはお客さんの傾向が出ておもしろいですね。



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・ビームスの顧客はトレンドに敏感?


確かに店頭を見ていると、どのセレクトショップでもワイドシルエットを推しているので店員さんはたいていワイドシルエットを着用していますし、街中のセレクトショップでお買い物をしていそうな人にもワイドシルエットを着用している人がかなり増えています。
ですが、​ショップによってここまで差があるとは思いませんでした。

そもそも、ワイドシルエットは基本的にカジュアルな印象なので、キレイ目」が中心のユナイテッドアローズやエディフィスの顧客の反応は悪く、「アメカジ」「ストリート」などのカジュアルなテイストが中心のビームスの顧客は受け入れやすいのかもしれません。

トレンドに素早く反応する=オシャレ、とは思いませんしそもそもオシャレであること、オシャレを目指すことは恥ずかしいなーと個人的には思うのですが、今トレンドであるワイドシルエットをすんなりと取り入れているという点では大手セレクトショップのなかではビームスのお客さんが一番オシャレ、と言えるのかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました!