山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

渋谷ギャル系ファッションの総本山は今、109でなくしまむらである。



こんにちは。

マイケル・チャンに会いそこねたファッションアナリスト山田耕史です(@yamada0221)。



今日こんなニュースが飛び込んできました。

しまむら3~8期は2ケタ減益 109系コラボや高品質商品で挽回へ | SALES | BUSINESS | WWD JAPAN.COM

最近不振のしまむらがブランドとのコラボで挽回を目指すという内容です。

そのコラボブランドというのが、

GILFYや


しまむら|GILFY × しまむら コラボブランド

GLAD NEWSなどの109系ブランド。


しまむら x GLAD NEWS コラボレーション

会社の女の子達に聞いてみると、

これらのブランドは数年前は人気だったが

最近はあまりパッとしないブランドだそうです。

しまむらのウェブサイトを見てみると、

これらのブランドの他に益若つばさプロデュースのレッグウェアなど、


S-leg 益若つばさプロデュース -しまむら-

一世を風靡した渋谷109に代表される渋谷系ギャルファッションが目立っていますが、

そもそも渋谷109自体最近元気がありません。

渋谷マルキューとセシル、20年目の試練を乗り越えられるか?商品力と販売力復活のカギ | ビジネスジャーナル

【総合】渋谷109、春の大改装 面白さ追求 | 繊研プラス: ファッションビジネス専門紙、繊研新聞

現在日本のファッションの発信源は原宿です。

当ブログでも取り上げてきた今一番トレンドである'80sや'90sの発信源も原宿で、

山田耕史のファッションブログ: 老舗ブランドは'80s、'90sリバイバルブームに乗るべきか?

山田耕史のファッションブログ: どこまで復活?最新トレンド「バブルファッション」。

渋谷のファッションの発信力は弱まり続けています。

山田耕史のファッションブログ: 109MEN'Sが本格的に「脱お兄」を図るのかも。

が、しまむらの店舗展開の中心である地方では

まだ渋谷系ファッションは人気があるようです。

山田耕史のファッションブログ: これからのマス消費層?マイルドヤンキーが求めるファッションとは。

渋谷109などの都市型店舗が苦しくなり、ライセンスでの収益増を求めたブランドと

顧客から支持のある109ブランドで商品に付加価値をプラスしたいしまむらの思惑が

一致したのがこのコラボだと思います。


ファッションとは消費されるもの。

今、人気のブランドも数年後にはしまむらで売られるようになっているのかもしれません。


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