ユニクロとファッションデザイナー、クリストフ・ルメールとのコラボレーションラインであるUniqlo Uの2020年春夏商品が発売されました。
今回特に強く感じたのがトレンド性の高さ。アイテムのデザイン自体は比較的ベーシックなものが多いのですが、シルエットと色使いのトレンド性が以前のコレクションよりも高くなっているという印象を持ちました。
当ブログではシンプルでベーシックな「普通服」をオススメしています。「普通服」の最大のメリットは誰にでも似合い、長い間着用が可能なこと。
ですが、トレンド性の高い服は基本的に賞味期限が短いので、長期間の着用には向いていません。
今回はユニクロのなかでも特にトレンド性の高いUniqlo Uのコレクションのなかから、末永く着られるシンプルでベーシックなデザイン、あるいは機能性が高い5つのアイテムをオススメ度順にご紹介します。
第1位:テーラードジャケット&ワイドフィットテーパードパンツ
テーラードジャケットは生地の質感が非常に良好で、かなり高級感があります。裾のポケットはカジュアルなパッチポケットなので、厳密はフォーマルウェアとは呼べませんが、お固い業界でなければビジネスシーンでも充分着用が可能な上品さな印象です。
問題は色。ブラック以外のダークグレーとネイビーはかなり特徴的な色合いなので、ビジネスシーン向きではありません。
そして、セットアップで着用可能なのもこれまでのコレクションと同様です。
イージーウェスト仕様なので、とても楽ちん。
しかも、ベルトループも付いているので、シャツの裾をタックインしてビジネスシーンに馴染ませることも可能です。
第2位:コットンリネンジャケット&コットンリネンワイドフィットテーパードパンツ
画像では1位のジャケットとあまり変わりがなさそうですが、実物の印象はかなり違います。こちらはリネン素材のややシャツっぽい生地。裾に加え、胸もパッチポケットになっているので、かなりカジュアルな雰囲気になっています。シルエットも結構ゆったりしているので、IT業界などのゆるい業界以外でのビジネスシーンでの着用はちょっと難しそう。とはいえ、かなり軽くて涼しそうな生地なので、クールビズの時期でもジャケットが必須な場合はかなり重宝しそうです。
コットンリネンワイドフィットテーパードパンツ セットアップ可能
そして、こちらもセットアップのパンツはベルトループ付きのイージーウェストです。
第3位:ブロックテックショルダーバッグ&2WAYトートバッグ
これまでUniqlo Uのバッグ類はほとんどオススメしてこなかったのですが、今回の商品は面白いです。こちらはとてもシンプルなデザインの大きめのショルダーバッグ。で、肩にかけるベルト以外にもう1本、細めのベルトが付いているのです。これは何かと思ったら、自転車に乗ったときにバッグが前にずれてこないように本体を固定するためのディティールだそうです。
確かに、自転車に乗ってるときってショルダーバッグがずれてきて膝に当たったりすることがあるんですよね。本格的なメッセンジャーバッグにはそれを防ぐためのベルトが付いているんですが、そういったアイテムは当然デザインも本格的でゴツいので、汎用性は低めです。ですが、このブロックテックショルダーバッグはとてもシンプルなデザインなので、カジュアルからキレイ目まで幅広い服装との相性が良好。
また、ポケットやキーホルダーなどのディティールも充実しており、かなり利便性を重視してつくられているのがわかります。
こちらのトートバッグも同様。持ち手は肩掛けも手持ちもできる、ちょうど良い長さ。
そしてバックパックとして背負うこともできるので、荷物が増えたときも重宝するでしょう。
こちらもショルダーバッグ同様、内ポケットなどのディティールが充実しています。
第4位:エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)
オーバーサイズでしかも5分袖と、トレンド要素が満載の商品ですが4位としてご紹介する理由は素材の面白さです。こちらはエアリズム素材が用いられています。僕はエアリズムトランクスを超愛用していますが、軽く薄く吸水速乾性が高いので着心地が抜群。
ですが、光沢感がある生地感はスポーティな印象が強く、一般的なカジュアルウェアにはあまり馴染まないという欠点がありました。
今回のエアリズムコットンオーバーサイズTシャツはその欠点を解消しています。ダブルフェイスになっており、表面は普通の綿素材の生地のような見た目。ですが、裏面はこれまでのエアリズムアイテムと同じように光沢感あります。
まさにファッション性と機能性を両立させた、ユニクロならではの商品。惜しいのは最初にご紹介したように、かなりトレンド性が高いこと。これで普通のシルエット、普通の半袖だったらほんと理想的なんですけどね。今後に期待したいです。
第5位:クルーネックT(半袖)
既に先行発売されている商品です。これまでのコレクションの商品は僕も購入し、愛用しています。肉厚で雰囲気の良い生地。このクオリティのTシャツが1,000円(セールなら790円)で買えるのは、本当に驚異的だと思います。
本来なら圧倒的1位になってもいい商品なんですが、5位にしたのは色のトレンド性がかなり高いからです。こちらが2020年春夏コレクションのカラーバリエーション。ピンクやオレンジなどは2020年春夏のレディスでもトレンドになっている、ややくすみのある色。今、レディスの店頭はこういった色のオンパレード。かなり旬度がある色なので、旬が過ぎると古臭い印象になってしまう可能性がかなり高いと思われます。
お手頃な価格でトレンドカラーを楽しみたいという用途ならば良いですが、どうせ買うなら末永く着られるものを、と思っている場合はホワイト、グレー、ネイビー、ブラックといったベーシックカラーをオススメします。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです!