ワークマンから初めてスーツ(セットアップ)が発売されたのが、ちょうど1年前の2021年春夏シーズン。テーラードジャケットでありながらリバーシブル仕様、そして高機能素材ソロテックス採用など、ワークマンならではの高い機能性と、ジャケットとパンツ併せて4,800円という驚きの低価格で、大きな話題となりました。
半年後の2021年秋冬シーズンでもソロテックススーツは発売されました。常に進化を続けるワークマン。ソロテックススーツも春夏製品と全く同じ仕様ではなく、素材やディティールがアップデートされていました。
今回ご紹介する2022年春夏製品の「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」「SOLOTEX 2WAYワークスーツパンツ」には、さらなるアップデートが加えられ、2月上旬に発売が予定されています。
そして2022年春夏では、これまで展開されていなかったスーツにマッチするインナーも発売されます。
シンプルでベーシックな「普通」のジャケット
まずは、「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」のご紹介です。
ワークマン×山田耕史共同開発製品の最大の特徴はシンプルでベーシックなデザイン。「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」も、ロゴプリントや配色などのデザインを全て廃した、極めてシンプルなデザインです。
僕の著書「結局、男の服は普通がいい」で提案しているシンプルでベーシックなデザインの「普通服」は流行り廃りがないので長い期間着用可能で、誰にでも似合い、様々な種類の服と相性が良いというメリットがありますが、この「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」も「普通服」の1つといえる製品です。
ラペル(襟)、ポケットなどのディティールも、どれもシンプルでベーシック。
ポケットのフラップはしまい込む事ができます。
よりシンプルな印象になります。
袖口にはスナップボタン。
このスナップボタンがあると、袖をめくり上げたときの安定度が非常に高くなり、ずり下がりにくくなります。
背面も至ってシンプル。
ベント(裾の切れ込み)は中央のセンターベントというタイプです。
大反響を呼んだリバーシブル仕様
去年の製品発表時に大反響を呼んだ、「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」のワークマンならではのギミックがリバーシブル。これは2022年春夏製品でも継続で採用されています。
こちら、製品タグでは「アクティブモード」と銘打たれています。普通のテーラードジャケットの方は「スーツモード」。
胸にはジップポケットと、フラップポケット。
フラップポケットの下にはベルトが隠されています。
このベルトは左見頃のボタンで留められることで、風の侵入や自転車に乗ったときなんかの襟のバタつきが抑えられるようになっています。
ボタンは「スーツモード」「アクティブモード」それぞれに付けられています。
両裾にはジップポケットがあり、ジャケット全体を折り畳んで左側のポケットに入れ込むことで、パッカブルになります(後述します)。
「アクティブモード」の背面です。
裾にはリフレクタープリントが施されており、夜道での安全性が高められています。
このリフレクターは実はモールス信号になっているということを教えてくれたのはタレントの石井正則さん。去年はこの「SOLOTEX ワークスーツ」がきっかけで、ラジオ番組にも呼んでいただきました。
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フードは脱着式。
このフード、リアルワークの現場では使う人が多いそうです。
フードにはスピンドルが付けられ、フィット感が調節可能。
ソロテックス素材だからテーラードジャケットなのにラクチン
製品タグに記載されている「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」の機能の数はなんと11。
その中でも、製品名にも冠されている事からもわかる通り、ソロテックス素材が
「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」の一番の特色で、テーラードジャケットながら、生地が軽く、非常に伸び縮みするので、着ていてもとってもラクチン。
また、2022年春夏製品に使用されている生地には、よりハリとコシがあってシワになりにくいというアップデートも加えられています。
ソロテックスにはポリウレタンが用いられておらず、劣化しづらいのにストレッチ性が高いという夢のようなメリットがあります。
その他にも、以下のような特徴があります。
・想像を超える心地よい肌ざわり
・シワになりにくく型崩れにも強い
・軽やかに伸びて、身体に馴染む
・天然素材とも調和して、相手の良さを活かします
・ふんわり、しなやかなクッション性が長持ち
・鮮やかで高級感のある深い色合いが続く
・植物生まれの原料を一部使い、地球環境にも配慮
メンテナンスも簡単。家庭の洗濯機で気軽に洗えます。
2022年春夏製品に採用された新機能
また、2022年春夏製品から採用された新しい機能がドロップテック。水を滑らせて雨をよけるという、面白い機能です。
お値段2,900円(税込)
これだけの機能が揃った「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」のお値段は、2,900円(税込)。
スポーツもこなせるスラックス
続いて、「SOLOTEX 2WAYワークスーツパンツ」のご紹介です。「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」同様、シンプルでベーシックなデザイン。いわゆるスラックスの仕様で、「SOLOTEX リバーシブルワークスーツジャケット」だけでなく、様々なトップスやシューズとの相性が良好です。
ジャケット同様ソロテックス素材なので、軽くてストレッチ性が高く、ちょっとしたスポーツなら余裕でこなせます。
ウエストにはベルトループがあるのでベルトが付けられますが、背面がゴムのイージーウエスト仕様の上に紐も入っているので、ベルトレスでもパンツがずり落ちる心配はありません。
右側のポケットの隣には、ジップポケットが。
大きめのスマートフォンも入れられる大きさ。自転車に乗るときや、スポーツのときなどにスマートフォンや鍵などの貴重品を入れるのに最適です。
ジャケット同様、パンツの裾にもスナップボタンが配されています。
こちらもロールアップした裾がずり落ちるのを防止してくれます。
後面です。
ポケットは3つ。右側には2つポケットがあります。
下の方のポケットの袋布を取り出すと、いかにも現場作業、という雰囲気のギミックポケットが登場。リアルワークの現場だけでなく、日曜大工や機械いじりの時も役立ちそうです。
左側のフラップの下もジップポケットになっています。
この左側のポケットにパンツ全体を入れ込むことで、パッカブルになります。右側はジャケットをパッカブルにした状態。
「SOLOTEX 2WAYワークスーツパンツ」にも、以下の11の機能が搭載されています。ジャケット同様、水を滑らせるドロップテックも装備。
お値段は1,900円(税込)
「SOLOTEX 2WAYワークスーツパンツ」のお値段は1,900円(税込)。
ジャケットとパンツ合わせて4,800円というお手頃価格はワークマンならではですね。
着用感
ジャケット、パンツ共にLLサイズを176cm65kgの僕が着用してこんな感じ。
裾にボタンが付いている為パンツ裾上げはできませんが、ロールアップなどをしなくても問題ありません。
そしてこちらが「アクティブモード」。
フードを被るとこんな感じ。
ドロップテック加工が施されているので、ちょっとした雨の時のレインコート代わりにも使えるでしょう。
ジャケットに合うインナーもワークマン
そして、ジャケットのインナーに着用していたのもワークマンの2022年春夏新製品です。こちらは「持続冷感-1℃コットン半袖ポロシャツ」。こちら、詳しくは明日の記事でご紹介する予定ですので、お楽しみに。