山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

【2004年メンズノンノ】ポール・スミスに見る、陳腐化しやすいデザイン、しづらいデザイン。【3月号】

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。

初の書籍 「結局、男の服は普通がいい 世界一かんたん、一生使えるオシャレの方程式」発売中!

f:id:yamada0221:20200309113250j:plain

商品ページ:Amazon楽天ブックスヨドバシドットコム

f:id:yamada0221:20211215151116j:plain

90年代のファッション誌を中心に、昔のファッション誌のアーカイブを兼ねてご紹介する企画、ファッションアーカイブ。

これまでの記事はこちらから。

www.yamadakoji.com

引き続きご紹介するのはメンズノンノ2004年3月号です。

f:id:yamada0221:20211206141724j:plain

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

www.yamadakoji.com

 

www.yamadakoji.com

 

陳腐化しやすいデザイン、陳腐化しづらいデザイン

"ポール・スミスヒットアイテムブック"。長年パリコレクションで発表されているポール・スミスはれっきとしたデザイナーズブランドなんですが、何故かマルイ系の代表格のようなイメージも持たれているという、興味深い立ち位置のブランドです。

f:id:yamada0221:20211206131751j:plain

”6つのキーワードで知るポール・スミスの最新”、ひとつめのキーワードは刺しゅうシャツ。こういったフェミニンかつデコラティブなデザインには久しく注目が集まっていませんが、またリバイバルする時代は来るでしょう。

f:id:yamada0221:20211206131757j:plain

お次は”モノトーン&ストライプ”と”フラワープリント”。僕もポール・スミスの花柄の靴下を持っていたことがありました。

f:id:yamada0221:20211206131801j:plain

このルックにはマスキュリンな印象が強い当時の時代感を強く反映されていますね。

f:id:yamada0221:20211206131805j:plain

このシャツ、いいですね。ポール・スミスはリサイクルショップでもあまり見ないんですよね。あるところにはあるんでしょうか。メルカリとかかな?

f:id:yamada0221:20211206131810j:plain

ベースボールパンツ、スワールパターン。

f:id:yamada0221:20211206131814j:plain

Vネックニットonシャツが時代を感じさせます。

f:id:yamada0221:20211206131818j:plain

スワールパターンって初めて見る言葉だったんですが、渦巻き模様のことだそうです。

f:id:yamada0221:20211206131823j:plain

水色のカーディガンに紫色のボーダー柄Tシャツは今着ても良さそう、と思いきや、下半身に目を移すとかなり主張の強いベルトとパンツ。こういったコーディネートにはやはり時代感が強く出ますね。

f:id:yamada0221:20211206131827j:plain

アイテム。

f:id:yamada0221:20211206131831j:plain

ジャケットは三つボタンで、丈は長め。

f:id:yamada0221:20211206131850j:plain

数あるデザインの中で、最も時代感が強いのはカットソーのプリントのようです。プリントデザインって真似しやすい=陳腐化しやすい、ということでしょうか。かなり子供っぽく見えてしまいますね。

f:id:yamada0221:20211206131836j:plain

やはり柄物はいかにもポール・スミスという印象。

f:id:yamada0221:20211206131841j:plain

f:id:yamada0221:20211206131846j:plain

小物類。

f:id:yamada0221:20211206131855j:plain

ウイングチップのスニーカー。こういったデコラティブなスニーカーも相当陳腐化してしまいました

f:id:yamada0221:20211206131900j:plain

”隠れファンも多いポールのソックス”。僕はポール・スミスの服は一着も買ったことはないんですが、靴下は数点履いていました。

f:id:yamada0221:20211206131904j:plain

左ページは三菱自動車広告。このデザインも新鮮。

f:id:yamada0221:20211206131909j:plain

三陽商会のライセンスブランド、イージーバイゼニア広告。

f:id:yamada0221:20211206131913j:plain

 

 コンセプチュアルなGDC

ポール・スミスに続いてのとじ込み別冊特集はGDC。スタイリストの熊谷隆志さんが立ち上げたブランドです。

f:id:yamada0221:20211206131918j:plain

”今季は50〜70年代のロンドンの若者たちを象徴するムーブメント、”テッズ”や”スキンズ”テイスト”。

f:id:yamada0221:20211206131924j:plain

当初はキャッチーなデザインのプリントTシャツやスウェットが主体で、シンプルなストリートテイストといった雰囲気のブランドでしたが、この時はややコンセプチュアルになっていた模様。

f:id:yamada0221:20211206131929j:plain

かなりブリティッシュな感じ。

f:id:yamada0221:20211206131935j:plain

f:id:yamada0221:20211206131939j:plain

”今シーズン、初めて登場したもうひとつのラインが、”GDCアイコン”。黒いアイテムのみの展開だ”。

f:id:yamada0221:20211206131944j:plain

f:id:yamada0221:20211206131948j:plain

当時のトレンドが反映された、ロック色の強いプリントが主体だったようです。

f:id:yamada0221:20211206131952j:plain

 

ラグジュアリーストリートの原点

”伊勢丹新宿店メンズ館が提案するハイ・カジュアルスタイル”。トップバッターは00sメンズファッションシーンを語る上で欠かせないブランドであろう、マスターマインド

f:id:yamada0221:20211206131956j:plain

ブランドアイコンであるスカルのスカジャン。

f:id:yamada0221:20211206132000j:plain

マスターマインドは今も当時と変わらずスカルデザインメインでやっているので、個人的には好感を持っています。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mastermind JAPAN (@mastermindjapan_official)

www.instagram.com

”スポーティーなカジュアルブランドに注目!”。ここらへんが後のラグジュアリーストリートの原点と言えるのではないでしょうか。

f:id:yamada0221:20211206132022j:plain

特にY-3はラグジュアリーストリートの始祖的ブランドだと思っています。アディダスの3本ラインが入ったジーンズなんてあったんですね。

f:id:yamada0221:20211206132026j:plain

ジョン・ガリアーノの新聞柄もラグジュアリーストリート感ありますね。

f:id:yamada0221:20211206132030j:plain

f:id:yamada0221:20211206132035j:plain

”オンライン・セレクトショップ「フーカ」オープン”。

f:id:yamada0221:20211206132039j:plain

「fooca.com」、現在は6ドルで売りに出されています。

f:id:yamada0221:20211215145223p:plain

アメリカンラグシーのタイアップページ。

f:id:yamada0221:20211206132048j:plain

浅いVネック。

f:id:yamada0221:20211206132057j:plain

ノースリーブのスウェットパーカも久しく見ていないアイテムです。

f:id:yamada0221:20211206132101j:plain

f:id:yamada0221:20211206132105j:plain

ポール・スミス同様、やはりプリントデザインは陳腐化しやすい印象。

f:id:yamada0221:20211206132109j:plain

メッシュで透け透け。グレーにブリーチアウトされしたブラックジーンズ。ここらへんも時代感があります。

f:id:yamada0221:20211206132114j:plain

当時、こういった上品なロックテイストも結構新鮮だったんですよね。僕もアメリカンラグシーではシャツとかを買った記憶があります。

f:id:yamada0221:20211206132118j:plain

次号に続きます。