山田耕史のファッションブログ

ファッションをもっと楽しく、もっと自由に。

栗野宏文さんが語る、ユニクロの服との上手な付き合い方。

こんにちは。兼業主夫/ファッションアナリスト/ワークマン公認アンバサダーの山田耕史(@yamada0221)です。

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栗野宏文さんの初の書籍「モード後の世界」が本当に良書なので、これまで3回に渡ってご紹介してきましたが、ひとまず今回で最後にしようと思います。

モード後の世界

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 ユニクロは”ご飯と味噌汁”

今回は、ユニクロをはじめとするブランドとの付き合い方について。

栗野さんにとって、柳井社長は”業界で尊敬する何人かの一人”だそうです。

そして、栗野さんはユニクロの服をこう評します。

「モード」を追う時代がピークアウトし、おしゃれの在り方も変わりつつあります。その中において、ユニクロはご飯と味噌汁のようなものと言えるでしょうか。価格的にはインスタントかもしれませんが、安くておいしい。

僕的には、ユニクロ=吉野家というイメージです。やすい、はやい、うまいの吉野家と同じように、安くてクオリティの高い服が気軽に買えるのがユニクロの魅力だと思います。

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ユニクロは”プロダクトデザイン”

ユニクロのデザイン・ディレクターを務めていた滝沢直己さんのこちらのインタビューから、ユニクロの作り手側も同じ考えであることが伺えます。

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こうしたやり方にたどり着いたのは僕がちょっとオタク的というか、元々プロダクトが好きだからということもあります。学生時代に雑誌を教科書にして服の歴史の勉強をしてきたんですよね。当時通っていた桑沢デザイン学園のそばにあったバックドロップというお店に毎日のように通ってお店の人から色々勉強させてもらいました。特にユニフォームのデザインにはすべてのディティールに理由があるというのをそこで学んだんですよ。アルマーニなんかはもともと軍服がベースにありましたしユニフォームってプロダクトデザイン(工業生産品)なんですよね。

当時ファッションデザインはサンローランなどデザイナーの感覚とか感情で作られていて美しい服だと思っていたんですが、歴史というものから見たときは世界中のユニフォームの作りかたはこだわっているし、全てに理由がある。ボタン一つや襟の幅にも理由があるというのをユニフォームの歴史から学びました。

一方ユニクロは制約せずにあらゆる人が必要なものをつくるという考えなんですよ。少数の美しいものでなく、誰にでも手の取れるものを全世界中で作る。日本人の民芸の哲学はユニクロが伝承していると思います。日本人らしいデザインの答えの一つはユニクロだとすら思いますね。ヨーロッパ、アジア、アメリカ、どこへ行っても着られているというのはファッションデザインを超えてプロダクトデザインですよね。

ユニクロの服は、”サンローランなどデザイナーの感覚とか感情で作られていて美しい服”とは違う、”プロダクトデザイン”によって生まれる服。つまり、大量生産による工業製品ということで、吉野家と通ずる所があると思います。

 

通好みの創作和食的ブランド

栗野さんのユニクロ評に続く文章がこちら。 

それよりも一段手の込んだ新潟の有機米のご飯と自家製味噌やあご出汁から作った味噌汁みたいなものが、前章で挙げたハイクやサイというブランドです。

ハイクは東京のデザイナーズブランド。シンプルなデザインながら、今の時代感を独自の美学で表現している、僕も大好きなブランドです。

 
 
 
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サイはクラシックなテーラリングなど、高い技術力に定評があるブランド。といってもデザインはとても現代的で、古臭くさは全くありません。

 
 
 
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ハイクやサイは、僕的に気の利いたデザインの通好みのブランドというイメージ。ごはん屋さんに例えると、素材や製法を徹底的に追求し、器や盛り付けにもこだわりながらも新しい挑戦を続ける創作和食、という感じでしょうか。

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超濃厚なヴィヴィアン・ウエストウッド

栗野さんのブランド評は更に続きます。

これに対し、ヴィヴィアン・ウエストウッドのような服は上質な「おかず」でしょう。オマールエビのクリーム煮にフォアグラの載ったサーロイン・ステーキが添えられたような濃厚なおかずで、パンにバターをたっぷりつけていただく。ヴィヴィアン・ウエストウッドは偉大なデザイナーで尊敬していますがヴィヴィアンが好きすぎて主食どころかすべての服をそれにしていて毎日そればかり食べ続けていたらカロリー過多になるかもしれません。

僕もヴィヴィアンは大好きです…が、確かにこってり味過ぎるので日常生活で着るのはなかなか難しい服ですね

 
 
 
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好きなブランドとの付き合い方

この栗野さんのブランド評、自分にとってはどうかなと考えてみると濃厚なヴィヴィアン・ウエストウッドはコムデギャルソンオムプリュスが当てはまりそうです。

 デザインとしては超好きですし、どんなに味がこってりしていても平気で食べられた10代20代の頃とは違い、40歳の今の日常生活で着る回数は以前よりも減っています。着るのは「ここぞ!」という時のみ。非日常のファッションを楽しむための服です。

そして、ハイクやサイのような創作和食的ブランドは、田中啓一デザインのコムデギャルソンオム。 気の利いたデザイン、という言葉がぴったり当てはまる服です。ちょっとしたお出かけのためのお洒落着という感じですね。

 
 
 
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そして、吉野家的なユニクロは日常生活の強い味方。定期的に買い換える必要がある、肌着やTシャツなどの日常生活に密着した生活用品という位置付けです。

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ブランドとの付き合い方や役割をはっきりさせること

今回「モード後の世界」を読んでみて、初めてこのようにそれぞれのブランドとの付き合い方や役割を考えてみました。

別に堅苦しく考える必要は特にないと思いますが、はっきりさせておくとお買い物などがよりスムーズにできるかもしれません。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです!