理由は、僕の中でコムデギャルソンを始めとしたデザイナーズ熱が高まっています。
最近ギャルソンをはじめとしたデザイナーズものをまた着ることが増えているんですが、単純な気分だけじゃなくて、子供たちの成長も関係しているのに気付きました。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年11月11日
まだまだ油断はできませんが、普通にしてたら汚されたり破られたりする危なっかしさは少しずつ減って来てるんですよね。
数ある服の中でもニットはダメージに弱く、子供に引っ張られたり蹴られたりする可能性があるのでしばらくの間はほとんど着用していませんでしたが、一番下の子供も4歳になり、少しはそういったリスクが低くなったので、久し振りに着ようとクローゼットから引っ張り出しています。
今日もギャルソン。90sプリュスのニットと田中オムのパンツ。どちらも20年以上の服ですね。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年11月12日
帰宅後、今日手に入れたニット用のブラシとウール用ブラシでしっかりお手入れしました。 pic.twitter.com/NkcOweLGaE
ところが、永らくクローゼットで眠っていた影響を受けていた服も少なくありません。
RT クローゼットの奥底から発掘した、田中オムのカーディガン。あれ、こんなの持ってたっけ状態でした…ごめん…
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年11月11日
網目が圧縮されているような感じになっているので、ブラシとかを使って復活させたいと思います。
まずはブラシの物色。 pic.twitter.com/G5hZMOGbe5
↑のカーディガンを復活させた顛末はこちらの記事でご紹介しました。
今日はクローゼットから発掘した服で。
— 山田耕史 (@yamada0221) 2021年11月19日
ブラッシングで復活した田中オムのカーディガンと、00sワイズのパンツ。
ちょうど昨日のブログにも出てきたアフガンストールも巻いて。 pic.twitter.com/pBkSJG8RZ2
袖口が伸びてしまったギャルソンのニット
田中オムのカーディガンと同じように今回復活させたのが、コムデギャルソンシャツのニット。(シャツというブランドながら、シャツ以外のアウターやパンツなども展開されています)それぞれのパーツが全て違うニット生地という、ギャルソンらしいデザイン。左袖はスウェットです。2003年頃、今はなき大阪梅田のセレクトショップ、レクレルールで購入しました。こちらはクローゼットから出したときに撮影した画像です。ざっと全体を見て、何か違和感がありませんか?
右の袖口が伸びてしまっているんです。
他の部分は特に伸びたりはしていないんですが、この部分だけびよーんと伸びています。腕まくりをしたり、手をポケットに入れたりしたりとしているうちに、袖口だけが徐々に伸びてしまったと思われます。
費用ゼロでニットの袖口を縮める方法
伸びてしまったニットの袖口を縮める方法はあるのでしょうか。ググってみると、色々見つかりましたが、その中でも良さげだったのがこちら。
ざっくりと手順を書き出すと、以下のようになります。
縮めたい箇所にスチームアイロンのスチームを当てる
↓
当てた箇所を揉む
↓
アイロンを生地に当てずにかけて乾かす
たったこれだけ。
お家にスチームアイロンがあれば、費用はゼロで済みます。厳密には電気代や水道代はかかりますが、ゼロと言って差し支えないくらい微々たるものでしょう。
さて、問題はどれだけ縮むのか。ビフォーの袖口の寸法は約19cmです。
これに、服飾専門学校時代から使っている普通のアイロンのスチームを当てます。
ちゃんと縮んだ!
さて、スチームを当てたら、袖口を握ってモミモミ。
で、アイロンのスチームボタンを切って、直接アイロンと生地が触れないようギリギリ距離を保って熱を伝えて乾燥させます。
そして再度袖口の寸法を計測してみると、18cm。1cm縮みました。こんなにあっさりと縮んでくれるとは、思ってもいませんでした。
目標の寸法になるまで何度も繰り返す
ですが、1cm縮んだだけでは、まだまだ袖口のびよーん感は払拭できていません。なので、スチームを当てる→モミモミを5回くらい繰り返しました。
すると16cmに。3cm縮んだことになります。
これくらいならいいでしょう。引きで撮影しても、袖口に違和感はありません。
全体的に見ると、こんな感じ。
ビフォー↓と比べると、袖口が縮んでいることが一目瞭然です。かかった時間も5分程度。とてもお手軽で、これといったスキルも必要ありません。
今の所一回着用しただけですが、現時点では袖口は伸びてきていません。これからの季節はコートやジャケットのインナーとしても活躍してくれるでしょう。
歩いて暑くなったのでネルシャツも脱ぎました。
— 山田耕史 (@yamada0221) November 26, 2021
ニットはクローゼットの奥底に眠っていた00sギャルソンシャツ。
ちょっと難があり、お手入れして着られるようになりました。その顛末はまたブログで。
パンツは田中オム。キャップは先日入手したタイ航空。エアライン系も面白いキャップあるんですよね。 pic.twitter.com/ocjl6l16SW
良い服を長く着るために
以前の記事↓でもご紹介したように、価値のある服は長年着用し続けていても、購入時とさほど変わらない価格で売却できる可能性があります。www.yamadakoji.com
ですが、いくら価値があると言っても、ダメージがある服は論外です。
今回ご紹介したニットの縮みや、ブラシの記事でご紹介した風合いの変化、以前の記事でご紹介したベースボールキャップの歪みなど、自分でリカバーが可能なダメージはたくさんあります。
また、普通に考えれば修復は不可能に見えるダメージも、プロにお任せすればなんとかなることも、少なくありません。
良い服を長く着る。もし自分に必要が無くなったら、次の時代に受け継ぐ。そういう服との付き合い方をしていきたいと思っています。。