山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

BEAMSが他のセレクトショップとは格が違う理由。



 



先日ビームスが発刊したファッションカルチャー本の素晴らしさをご紹介しました。

山田耕史のファッションブログ: ファッション、カルチャー好き必読本!ビームスの日本ファッション40年史が凄い。


WHAT'S NEXT? TOKYO CULTURE STORY (マガジンハウスムック)

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↑の記事にも書いたのですが、やっぱ最近のビームスって凄いなーって思ってたのですが、先日ちょっと時間が空いたのでたまたま新宿にあるビームスジャパンを久し振りに訪れました。

ビームスジャパンのコンセプトはこんな感じ。



CONCEPT|BEAMS JAPAN

その1階は“日本の銘品”がテーマとなっており、日本各地の名産品が展示販売されているのですが、今回改めてよく品々を見てみるとかなり面白かったのでご紹介します。(といっても行ったのは先月なので今は展示品が変わっているかもしれません)



私が訪れた時は別府温泉とのコラボで足湯コーナーが設置されていました(11月いっぱいで終了したようです)。






大分県別府市とのコラボ企画「BEAMS EYE on BEPPU」スタート | BEAMS

で、ここからが日本各地の名産品。実はこのコーナー、私は何気なく眺めていたのですが、これを見て驚いたんです。



私の超地元にある神戸漁協の海苔。ほとんどの神戸市民ですら知らないようなものを新宿で見かけるとは!と思いビームスジャパンのセレクトに急に興味が湧いてきました。

これは神戸では結構知っている人多いかな、と思う瓦せんべい。たまに食べると美味しいんですよ。しかも焼印はビームスジャパン別注。力入ってますねー。



兵庫県ではこんなのもありました。淡路島の海苔。これは知りませんでしたね。



私の地元のもの以外にも今まで知らなかった各地の名産品や







日本独自のデザインセンスが光る商品、









またよくあるようなベタベタなデザインのお土産物ではなく、ファッショナブルにブラッシュアップされた雑貨も数多く品揃えしてありました。







1階以外のフロアも他のセレクトショップではまず見かけないアイテムばかり。





こんなTシャツ、良いですよねー。





ベタですがセーラームーンものもありました。



ビームスジャパンを見て考えたのですが。ビームスを含め今までのセレクトショップは海外(主に欧米)のブランドを日本に紹介するのが目的でした。

ですが、ビームスジャパンの目的は逆。日本を海外に紹介するショップなのです。もちろん今まで日本のブランドを海外に紹介するセレクトショップは数多くあったと思いますが、ビームスジャパンのように今までここまではっきりと、そしてファッショナブルに「日本のカルチャー」を打ち出したセレクトショップはなかったと思います。

ファッションではなくカルチャーを扱い始めたビームス。今はまだ他のセレクトショップとあまり差はないかもしれませんが、今後時間が経てば経つほどファッションだけを扱うセレクトショップとカルチャーまでも扱うセレクトショップの差は広がり、業績にも影響を与えるようになるのではと思います。

ま、そんな小難しいことはさて置いてもビームスジャパンは訪日観光客でも日本人でも、東京の人でも地方の人でも、ファッション好きでもそうでもない人でも誰でもが楽しめるとても良いセレクトショップだと思います。是非一度訪れてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました! <br