山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

13年大ヒットしたプロデューサー巻きは14年も生き残っているか検証しました。



こんにちは。

昨日は折角の晴天の休日だったのに

風邪で一日中寝ていた山田です。





2013年のファッション界で最大のブームになったと言っても過言ではない

プロデューサー巻き。

流行し始めた頃から「来年まで続くのか?」という議論がされており、

当ブログでも取り上げました。

山田耕史のファッションブログ: プロデューサー巻きが廃れるのは結構早いかもよ。

2013年の8月に書いたこのエントリで私は

プロデューサー巻きのトレンドはあまり長くは続かないと予想していました。

では2014年の今、どうなのか。

ショップの店頭や街を歩いている人を見ていると、

プロデューサー巻きはしばしば見かけます。

同僚でもプロデューサー巻きをしている女の子はいます。

ですので、感触としてはまだプロデューサー巻きは残っているかな、とは感じてます。

が、これはあくまでも私の感触。

実際の数字に裏打ちされたものではありません。

ならば、実際に数字で裏打ちしてみましょう。

私が勤務するココベイ株式会社では

ストリートリサーチという資料を作成しております。

メンズ、レディス共に毎月定点で撮影、

一枚一枚をアイテムやカラー、素材を集計し、

実際に今どんな服が着られるかを分析しています。

売れるファッション企画 ココベイ株式会社 メンズトレンドストリートリサーチ

メンズトレンド編では渋谷で毎月300人を撮影しているので、

その撮影データからプロデューサー巻きをしている人を

カウントしてみました。

まず去年、2013年。

プロデューサー巻きが広がったのが2013年の春夏だったので、

一番普及したと思われる2013年9月でカウントしてみました。

すると。

2013年9月の渋谷では

プロデューサー巻きをしているのは

300人中…















7人。


撮影対処は無作為。

なので渋谷だからと言ってオシャレな人ばかりを

集計している訳ではありません。

あまりファッションに興味がなさそうな人も写っています。

そんな中、7人も登場しているのは

2013年のプロデューサー巻きの人気は相当なものだったと思います。


で、今年。

それから半年経った

2014年4月の渋谷では

プロデューサー巻きをしている人は300人中…





ゼロでした。



たった半年でまさかゼロになるとは思いませんでした。

が、これが数字に裏打ちされた現実です。

2014年春、渋谷のメンズでは

プロデューサー巻きのブームは終わっていました。(山田耕史のファッションブログ調べ)

レディスではまだ少し生き残っている感はあります。

時間があればレディスの集計もしてみようかなと思います。




※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。