・プラダの先進性
先日ご紹介したオールドプラダのバッグ。
この記事を書いた後に、こちらも何度もご紹介しているポパイが発売されたのですが、このポパイでもプラダにフォーカスが当てられていました。
POPEYE(ポパイ) 2018年 10月号 [FASHION ISSUE みんなのマイ・ウェイ。]
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ハイブランドの魅力というテーマのトークなのですが、ここでプラダの先進性について写真家の鈴木親さんが触れられています。
ヨーロッパではこういった「最初に道を切り開いた人たち」に対する敬意があって、それが絶対的。<プラダ>や<コムデギャルソン>が尊敬されているのは、売れる・売れないではなく新しい価値観を提供してきたから。その価値観の意義や恩恵に、数年後にみんなが気付くということが多い。
今ならシャカシャカのパンツを着てちょっと高級な場所に行くなんて普通のことだけど、それは<プラダスポーツ>の功績。
<プラダスポーツ>の服には、必ず赤いラインが入っていて、それはひとつのサインなんだ。今だったら社会的地位のある人がビジネスの場でスポーツウェアを着ていてもそこまでおかしくはないけど、'90年代の終わりだと間違いなく失礼だろうという風潮があった。だけどきっとミウッチャは、これからはそういったカジュアルな服装が広まって、ビジネスの場でも普通になっていくと考えたんじゃないかな。そこでスポーツウェアだけど失礼にならないように赤いラインを入れて、<プラダ>だとわかるようにした。
ほー、なるほどー、という感じですねぇ。以前からプラダは好きだったんですが、影響されやすい僕はこれを読んでますます好きになりました。で、テンションが上って記事でもご紹介したプラダのショルダーバッグを買おうと思ってサイトを見てみたら売り切れてて結構落胆したんですが笑
まぁそれはともかく、プラダはバッグだけじゃなくて服もいいんですよね。しかも最近、プラダスポーツが復活しているんです。先日伊勢丹メンズで商品を見たんですが、90年代の雰囲気のままでした。
プラダが90年代に人気を博したスポーツラインPrada Linea Rossaを再ローンチ | HYPEBEAST.JP
プラダ公式オンラインストアでも商品は購入できます。
メンズ | PRADA LINEA ROSSA | Prada
が、鼻血が出そうなお値段ですねぇ…。ブルゾンが44万円、ベストが18万円…。
・今見ると、今見ても格好良いプラダスポーツ
やっぱりありましたよ。プラダスポーツ。そしてやっぱり安いです。このグレーはプラダスポーツ独特の色ですね。そして赤ライン。当時はこの赤ラインデザインを多くのブランドがパクってました。丸井なんてこの赤ラインデザイン祭りでしたからね。
販売価格:19,000円(税込)|タップで商品ページへ|
プラダらしい、黒のナイロンも格好良いですね。ここらへんが全て2万円以下。下手にセレクトショップとかでアウター買うよりも、絶対にこっちのほうが格好良いし品質も高いし。古着は最高ですね。
販売価格:18,300円(税込)|タップで商品ページへ|
こんな色、デザインもプラダスポーツらしいですね。
販売価格:14,800円(税込)|タップで商品ページへ|
今は別に珍しくもないナイロン素材のテーラードジャケットも、当時は新鮮だったんですよねぇ。
販売価格:14,800円(税込)|タップで商品ページへ|
パンツやカットソーになると、1万円を切ってきます。
・あのプラダがとにかく安い!
ここからはプラダスポーツではなくプラダです。プラダスポーツ同様、プラダのナイロンアウターも定価だと絶対に10万円以上、15万円以上する商品も少なくないと思いますが、それが古着だと1万円ちょいで買えちゃうんですねぇ。
販売価格:17,800円(税込)|タップで商品ページへ|
こちらはファーのコート。定価はいくらするんでしょ…。50万円とかしてもおかしくないですね。
販売価格:17,800円(税込)|タップで商品ページへ|
もちろんシャツやカットソーなどのインナーはもっとお安くなります。プラダのシャツはストレッチ素材のものが多いのですが、それも当時は先進的だったんですよね。ミニマルなデザインも魅力的です。
・安くて格好良い90年代
先日ご紹介したアニエスベーもそうですが、90年代のブランド古着は今探すと相当格好良い上に安く手に入るので本当にいいですね。
今回はご紹介しきれませんでしたが、当時のmiu miuなんかもかなり素敵です。また近々ディグってご紹介しようと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!