山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

相変わらず好企画なFINEBOYS2月号。

当ブログでご紹介してきたこちらこちらなど、

今まで好企画を発信してきたFINEBOYS。

現在発売中の2013年2月号でもナイスな企画が登場しています。



まずご紹介したいのがこちら。


「何を目指すかによって買うべき服違う!

買い足すのドッチ?究極の洗濯AB着まわし!」

と題した特集です。

例えばこのページではアウター。

「美容師っぽくなりたい」ならショップコート

「背を高く見せたい」のなら短丈ボアジャン

がお薦めされているのですが、

注目すべき点は「その根拠」が明示されている点です。


短丈ボアジャンならまず

「ボアで目線を上に誘導するから身長をごまかせる!」

というアイテムの特徴。

そして

「小柄な人はみんな短丈で身長カバー!」

という欄では身長別の短丈アウター率を算出しており

数字に基づいた理論的な根拠が出ています。

他には


「コンサバ女子にモテたいっす!」というお題には

「街のコンサバ女子に好きなアウターを調査」しています。


以前も同じような事を書きました

この企画を見て思うのは

ちゃんとした根拠がないと消費者の心は動かない

という事ですね。


他にも今月号のFINEBOYSのアウター特集では

「重ね着で暖かく、そしてカッコよく!

最高に寒い今こそ、アウターとニットのホカホカ方程式!」と題し、


トレンドのニットと、それに組み合わせるアウターの

コーディネイト特集を組んでいました。

そこではどれだけ「ホカホカ」か、という事を


サーモグラフィで計測。

ニットとアウターのコーディネイトの暖かさをアピールしています。


こういった企画がどれだけ読者の心を掴んでいるのかはわかりませんが、

イメージ優先のファッション雑誌が多い中で

こういった説得力のある企画を連発している

FINEBOYSには今後も頑張って欲しいと思います。





※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。