山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

未来を感じられる服が見たい。



【このエントリのポイント】ファッション業界の閉塞感を打ち破る未来的な服が見たい

こんにちは。

15年前は神戸旧居留地のVIA BUS STOPでHussein Charayanをよく眺めていた(買えなかった…)

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。


・ファッションの未来


先日こんな事をふと思いました。

「未来を感じる服って最近見てないな」

未来を感じさせる事って必要だと思うんですよね。

例えばコンセプトカー。

こんなのとか


http://car-me.jp/articles/1380

こんなのとか。


http://gigazine.net/news/20150509-chevrolet-fnr/

実現するかどうかはわからないけどこんなの面白くない?

みたいなノリっていいなぁって思います。

そんな未来を最近ファッションで感じていないような気がします。

未来が見えなければなかなか希望って持てないものですし、

未来が見えないからファッション業界も閉塞感があるのではないでしょうか。

15年ほど前は私の大好きなデザイナー、Hussein Charayanが

未来を感じされる服を作っていました。





ちなみに当時はファッションに勢いがあった時代。

今ではかなり売り上げが厳しいであろうモード系ブランドも人気で

街にはモード系ブランドを取り扱ったセレクトショップもたくさんありました。

・未来的な服は商売になりづらい?


服って自動車よりも表現の自由度が高いと思うのですが、

服よりも自動車の方が未来を感じられる気がします。

こういった服作りってなかなか商売になりづらいのがその原因でしょうか。

Hussein Charayanも内情は全然知りませんが

色々紆余曲折しているっぽいので大変なんじゃないかな、と思います。

確かにこのテイストのブランドはアイテムにリアルに着られる現実性が

なくなりがちなので、服は売れづらいでしょう。

・希望の星、ANREALAGE


そんな中、久し振りに未来を感じられる服を発信するブランドが登場しました。

ANREALAGEです。





ANREALAGEには是非ともビジネス面で成功してもらい、

未来的な服を発信し続けてもらえたらな、と思います。

その為には売れる服づくりもしなければなりません。

コレクションで発表した前衛的なクリエイションをリアルクローズ落とし込む、

という服づくりはコムデギャルソンが長けています。

森永氏はコムデギャルソン好きを公言しているので

そのあたりのビジネスはきっとコムデギャルソンから学び成功させてくれると思っています。

今はファッションショーでの発表が中心なので

デザイン面での未来性にクリエイションの焦点が絞られている気がしますが、

今後はデザインだけではなく機能面でも未来を感じられる服づくりを期待したいです。

今、機能的な服で思い浮かぶのはアウトドアブランドやスポーツブランドですが。

ファッションショーでも未来的な機能性を発信してくれる

ブランドが登場してくれる事を願っています。



最後までご覧いただきありがとうございました!

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