山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

ヴィンテージ古着が軒並み高騰中という話。

・懐かしのホットドッグ・プレス


ホットドッグ・プレス。アラフォー以上の男性にとっては懐かしい雑誌だと思います。

Hot Dog Press 1998年1月10日号 

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​ですが、「そういや最近見てないな〜」という人が多いのではないでしょうか。実は現在、ホットドッグ・プレスは電子書籍で販売されているのですが、その10/11号の内容が興味深かったのでご紹介します。特集は「40オヤジが買うべき古着案内」。90年代は10代や20代が読者ターゲットだったホットドッグ・プレスも、現在はアラフォーがターゲットになっているんですね。

Hot-Dog PRESS no.200 40オヤジがいま買うべき古着案内
¥ 432

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この特集によると、リーマンショック後にヴィンテージ古着の価格は暴落したそうです。ですが、最近の古着が再注目されてきていることで価格が変動してるそうで、代表的な古着のアイテムの値動きが掲載されています。

例えばヴィンテージ古着の代名詞であるリーバイス501XX



90年代からの値動きがわかりやすくグラフ化されています。ここ数年でかなり高騰していますね。



そう。本書で紹介されているヴィンテージ古着の多くが近年高騰中なのです。紹介されているアイテムのなかで、90年代と比べて値下がりしているアイテムは少数です。こちらのLee 101Jを含め、ほんの数点のみ。





ヴィンテージスニーカーの代表格であるチャックテイラー。



最近の高騰っぷりはえらいことになっています。



また、最近注目度が高まっている、ネオヴィンテージと呼ばれる90年代古着の値動きも記載されています。例えばパタゴニアのフリースジャケット。



直角に値上がりしています笑。他にもノースフェイスのダウンジャケットやチャンピオンのリバースウィーブ、90s古着は軒並み急激に価格が上昇しているようです。



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・古着は投機対象になるのか?


ファッションは流行り廃りがありますが、今後こういったヴィンテージ古着の価値は高まるばかりではないかと思っています。

例えば本書でも紹介されているラングラーのデニムシャツ、27MWは最近東南アジアの古着好きの間で人気が高まっており、来日して買い集めている人が多いそうです。

27MWの解説の最後には「今後も国内から数が減っていくのは確実なため、見つけたら買っておいて損はないハズだ」とあります。こういった今後値上がりが見込めるヴィンテージ古着を今のうちに買っておいたら、将来高値で売却できるかもしれませんね。まぁかなりの博打だと思うのでオススメはしませんが笑。

最後までご覧いただきありがとうございました!