山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

ブラジルW杯はユニフォームの裾を入れて応援するのがオシャレ!



こんにちは。

久し振りにテニスをしたら

握力の低下が尋常ではなかった山田です。







先日発売されたWWD JAPAN

「ギャルが代表ユニフォームをコーディネート」という

トピックス記事の写真に目を引かれました。



アディダスと渋谷109の日本代表応援プロジェクト、

adidas presents SHIBUYA GIRL'S ELEVEN」に関する記事で、

渋谷109のショップ店員が

「サッカー日本代表ユニフォームの女の子らしいかわいい着こなし」を

テーマに代表ユニフォームコーディネートの総選挙行う、という企画の紹介です。


私が気になったのはユニフォームの裾

この記事に登場している5人のうち、4人が

ユニフォームの裾をボトムスに入れています。

少し前までTシャツの裾をボトムスに入れる、という行為ははご法度でした。

例えば有名なこちらの画像でも沢山登場しているように、


画像引用元:http://1-media-cdn.foolz.us/ffuuka/board/jp/image/1362/10/1362108335417.jpg

「裾IN」はオタクの代名詞のような存在でした。

それが今はトレンドの最前線の渋谷109の店員の

5人中4人が「裾IN」。



もしかしてこの記事に取り上げられたコーディネイトが

偏っているだけかもしれないと思い、

この総選挙にエントリーしているコーディネイトを

カウントしてみました。












画像引用元:http://e-shop.shibuya109.jp/ladies/special/109code/index.html

総勢70名のコーディネイト。

これをひとりひとりチェックしていきました。


その結果。

70人中「裾OUT」


画像引用元:http://e-shop.shibuya109.jp/ladies/app/catalog/coordinate_detail/init/LC14CRY018?searchShopCode=CRY

つまりユニフォームの裾をボトムスの上に出しているのは

17人

裾を縛っているのが


画像引用元:http://e-shop.shibuya109.jp/ladies/app/catalog/coordinate_detail/init/LC14ADI004?searchShopCode=ADI

6人

そして、

「裾IN」


画像引用元:http://e-shop.shibuya109.jp/ladies/app/catalog/coordinate_detail/init/LC14CEC117?searchShopCode=CEC

裾をボトムスの中に入れているのが

47人でした。

なんと裾INが67%とという高い支持率

レディスでは

2014年はユニフォームの裾をINするのがオシャレ、と言えそうです。


で。

問題はこの裾INがどこまで浸透するか、です。

特に、メンズに浸透するかどうか。

私は難しいと思います。

レディスに比べ、メンズは旬のトレンドがなかなか広がりにくく、

当ブログでも取り上げてきた白靴下のように

参考:山田耕史のファッションブログ: 白靴下をファッショナブルと思っているのは一部だけ?

セレクトショップやファッション誌で取り上げられ、

ファッション好きの間では当たり前のようになったトレンドでも、

メンズのマスに広がるのはごく一部のみです。

そのような中で、長い時間をかけて醸成されてきた

今までの常識(裾INはダサいという認識)が

簡単に覆るとは思えません。

少なくとも10年以上の年月を必要とするのではないでしょうか。

これに対し、レディスはトレンドが広がるのが

メンズとは段違いに早く、

メンズよりもかなり多くの数のトレンドがマスまで広がります。

もしかしたらこの夏、あなたの周りでも

ワールドカップを応援している女性の多くが

ユニフォームを裾INするかもしれません。




※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。