山田耕史のファッションブログ

ファッションは生活であり、文化である。

なぜオジサンのチェックシャツはダサくなってしまうのか。



・チェックシャツは地雷アイテム​



先日のオジサンにオススメのファッションの記事に対してこんなリアクションをいただきましたl。



そう、実は​ オジサンにとってチェックシャツは地雷的なアイテム​なのです。

今回はなぜオジサンのチェックシャツはダサくなってしまう理由をご紹介します。

理由1:コーディネートが難しい​



ひとくちにチェック柄といっても、その種類は文字通り無数にあり、それぞれにファッションテイストがあります。

例えばこの2つのチェックシャツを見て下さい。

​POLO RALPH LAUREN:​¥ 7,980​​(返品無料!)(価格、返品条件は記事執筆時のものです)

 

Patagonia:¥ 9,720 - ¥ 10,800(価格は記事執筆時のものです)

 

ざっくりと言うならどちらも「ブルー系の半袖チェックシャツ」ですが、​ ファッションテイストという観点からすると、全く違うカテゴリのチェック柄​です。

前者はトラッド系のチェック柄、後者はアウトドア系のチェック柄でそれぞれにマッチするパンツやシューズは大きく違います。

ファッションテイストにマッチしていないアイテムを合わせるのは、和食にフランス料理のソースをかけるようなものです。もしかしたら良いハーモニーが生まれるかもしれませんが、それは奇跡のようなもの。99.9%は激マズ料理が生まれるだけです。​ ​ファッションテイストがあるアイテムを着る場合は、きちんとそれにマッチするアイテムをコーディネートしないととてつもなくダサくなってしまうのです。

無地でベーシックデザインのシャツはどんなファッションテイストにもマッチする白ごはんのような存在なので、コーディネートを考える必要性すらありません。

理由2:価格がモロバレしてしまう​



無地でベーシックデザインのシャツは、パッと見で価格の高低はまずわかりません​。すれ違うレベルなら絶対にわかりませんし、そこそこ服の知識がある人が、ボタンなどのディティールや生地の質感、縫製の良し悪しなどをじっくり見ないと価格はまずバレません。

ですが、チェック柄は価格の高低がパッと見でもわかってしまいます​。ユザワヤなどの生地屋に行くとよくわかるのですが、低価格のチェック柄生地はパッと見でも安っぽく、高価格のチェック柄生地はやはりそれなりに良い見栄えがするのです(もちろん例外はあります)。

高価格の服が良い、という訳ではありませんが、個人的には​ ​「あの人安っぽい服を着ているなー」なんて思われるのは嫌ですね。

理由3:量産型オジサンに埋没なってしまう​



一時期量産型女子、なんて言葉が流行ったりもしましたが、


【量産型】こういう女子大生多すぎてワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww - かれっじライフハッキング

オジサンはもっと量産型が多いですね。​ のではないでしょうか。




ですが、​ シャツを無地にするだけで確実に洗練された雰囲気になります​





​このコーディネートにシンプルなスニーカーをプラスするだけで一気にオシャレになります

完全に個人の意見で検証した事はありませんが、10代20代の人よりも40代以上の方がこういったカジュアルなシャツスタイルって似合う気がするんですよね。

 




   

もちろん全てのチェック柄シャツがダメな訳ではありませんが、コーディネートが難しくなる上に安物ではダサくなる上級者向けアイテムなので、よほどのファッション好きでないとなかなかオススメできないアイテムです。

それでもやっぱりチェック柄が好き!着たい!という人にはギンガムチェック柄などのチェック柄の中でもベーシックな柄をオススメします。それでも似合う人は無地よりも限られますし、コーディネートも難しくなりますが、チェック柄の中では汎用性が高いと思います。



最後までご覧いただきありがとうございました!