ファッション考察
エグザイルやホストなどの「ワル」ファッションのリーダー達は既にスキニーパンツを卒業しているようです。この「ワル」ファッションリーダー達の動向は、今後マスに広がって行くのでしょうか。
ここ数年、特に若者を中心に人気を集めていたビッグシルエットのトレンドが終了し,同時並行で拡大していた古着人気はおそらく2021年がピークとなったのではないでしょうか。
2021年にブログでご紹介してきたヒッピー、グランジ、フレンチなどのファッション史の記事をまとめてご紹介しています。
暖かくて軽くて気軽に洗濯できるので、ヘビーローテーションしていたコムデギャルソンシャツの縮絨シャツ。気が付くと、いつの間にかめちゃくちゃ縮んでしまっていました。
コムデギャルソンの服の実用性を考えたときに、僕が真っ先に思いつくのは「オフ・ビート・ユーモア」というテーマで発表された、コムデギャルソンオムプリュスの1994年秋冬コレクションです。
トラッドマインドは歴史があって、これからもずっと残っていくもの。コムデギャルソンはそれを持っているからこそ、時代を超越する魅力を持つのではないかと思います。
ギャル男が関東連合やチーマーからリアルに攻撃を受けていたエピソードを知ったときに、僕が連想したのは映画「さらば青春の光」でも知られる、モッズとロッカーズとの対立です。
ファッションの楽しみ方はそれこそ人の数だけあるでしょう。自分が着ても価値が落ちなかったり、着ても価値が上がりそうかを見極めて、服を買う。そんな投資的な価値を重視したファッションの楽しみ方だってあってもいいかもしれません。
高価なブランドものや、最新のトレンドアイテムでなくてもファッションはいくらでも楽しめます。そのひとつが、色合わせです。
ユニクロは柳井正さんの実家が経営していたVANなどを扱うメンズショップが母体となっています。つまり、ファッションを売る事が柳井さんのルーツですし、クリストフ・ルメールやジル・サンダー女史などの数多くの世界的なファッションデザイナーとのコラボレ…
2020年代にお兄系が復活するのか。あるいは渋谷がファッションの発信地としての力を取り戻し、渋谷発のファッションが日本を席巻するのか。
2006〜7年あたりのメンズエッグを見てみると、ハードアメカジの系譜を受け継いでいるようなアイテム、デザインなどが多く見られるので、90年代の不良ファッションだったハードアメカジが時代を経て進化したのがお兄系、というのが僕の説です。
今の若者のファッションからは背伸びをしない、等身大というような印象を非常に強く受けるのですが、僕にとってオシャレをする=格好付けること、つまり等身大以上の自分になる事を(無意識ながら)目標にしているように思えます。
ファッションインジャパン展では自分が経験をしていない、面白そうな60年代、70年代、80年代のオンパレードで、見ている僕は「いいなぁ。こんな空気、自分も味わってみたかったなぁ」と、ちょっと憧れを持つようになりました。
カート・コバーンは全く飾り気がないどころか、ごくごく一般的な若者と変わらない普段着でステージに立ち、それがクールだと人気を集め、世界的なファッショントレンドになった
90年代は渋谷センター街や渋谷109がギャル系の聖地、00年代は渋谷の109−2がお兄系の聖地だったように、20年代のファッションの聖地は新宿歌舞伎町「トー横」になり、「トー横」から発信されるファッションが日本全国を席巻するかもしれません。
平成のファッションリーダー木村拓哉さんが着用して人気を集めたのは、ア・ベイシング・エイプやナンバーナイン、ディオールオムなどのストリートやデザイナーズなどのブランドアイテムが中心でした。それに対し菅田将暉さんは古着が中心。
ザラがこのタイミングでベーシックなラインを大々的に展開する意味を考えてみたんですが、やはりコロナ禍以降のファッションマインドの変化という要因は外せないと思います。
パール男子は、ファッション感度の非常に高いイノベーター層だけのトレンドに終わると思っていたんですが、今年に入ってそうでもなさそうだと感じるようになりました。パール男子を普通に街で見かけるようになったんです。
黒色は光を吸収する、ということはなんとなくで知っていましたが、じゃあ実際の数値的にどれくらい吸収するのか?白色とどれくらい違うのか?ということは知らなかったので、調べてみました。
1995年のロサンゼルスのスケーター達に最も人気を集めていたブランドが、ヴァンズでもナイキでもなく、エアウォークです。
定番的なブランドであるラルフローレンに、また新しい価値が生まれ始めているそうです。その価値を与えているのは、現在のファッションをリードする若いスケーターたちです。
フリッパーズ・ギターがメンズとレディスの架け橋となり日本に根付かせたフレンチファッションは、今も変わらず日本人の憧れであり続けています。
メンズファッション誌「2nd」の7月号でフレンチファッションがわかりやすく解説されていたので、僕なりにまとめてご紹介してみます。
10代、20代のときにファッションに熱中し、良いモノを買っていた人たちが今オジサンになり、様々な理由でモノを手放すために使っているので、メルカリに良いモノが集まっているようです。
ミニマルデザインの定義である「装飾を排除した、必要最低限の機能からなるデザイン」をメンズファッションで最も美しく表現したのが1998年春夏のプラダではないかと思います。
数年前までカニエ・ウェストの服装でよくあった、ベージュを基調とした同系色の色使いが、昨年日本で大流行していたことに気が付きました。
ヒッピーのファッションはネイティブアメリカンをはじめ、インドやアフリカ、東欧、中近東などの民族衣装が多く取り入れられています。これは、物質中心のアメリカ的志向からドロップアウトし、自然回帰を求める意識が基になっています。
1967年にヘイト・アシュベリーに中心として生まれた社会現象がサマー・オブ・ラブと呼ばれ、その中心となった既成社会の保守的な価値観を否定し、非暴力的かつ精神的な方法で世界を変えようとした若者たち、およびそのムーブメントをヒッピーと呼びます。
第二次世界大戦から1950年前、ヒッピー誕生前のアメリカでビートというカルチャーが生まれました。